【1Gbps光ファイバー】1ギガって結局どのくらいの速度?
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auひかりは通信速度、最大1Gbps (1,000Mbps)でサービス提供を行っています。
この速度は現在日本で提供されている個人向けのインターネットサービスの中では、 So-netのNURO光に続き、2番目に速い速度となります。
( 最大2GbpsのNURO光の公式ページはこちら
)
実際ADSLや、NTTのフレッツ光と比べてみるとこんな感じです。

ADSLで最も速い50Mbpsと比べると20倍の速度となります。
単純に、何も損失が無い状態で通信ができれば、1Gbpsと言うのはかなり高速なインターネット回線でしょう。
しかし、同じ1Gbpsの光回線でも環境や使用している機器によって実効速度が変わるので、『1Gbpsの契約なのに100Mbpsしか出ない…』といった事も少なくありません。
実際に、1Gbpsとはどのくらいの速さなのか目安が分からない方も居るかと思います。
ここでは、実際に1Gbpsの速度がどのくらいなのか解説していきます。
また、Mbpsなどの意味やネット回線の基礎知識についても触れていますので、1Gbpsの速度に関する疑問の解消に役立てば幸いです。
そもそも1Gbpsとは?

光回線などの通信速度に関する単位として、『bps』という単位を見かけます。
bps(ビーピーエス/bits per second)とは、1秒間に送受信できるデータ量を表したものです。
つまり、コンピュータのデータ量の速度として説明すると、1Gbpsとは「1秒間に1Gb(1ギガビット)のデータ量を送受信できる速度」という事になります。
bpsの詳しい知識は『1Gbpsの「bps」とは?データ通信の速度を表す単位』で解説していますが、基本的にbpsの前についている数値が大きいほど通信速度が速くなるイメージです。
単位 | 実際の数値 |
---|---|
1G(ギガ) | 1,000,000,000bps |
1M(メガ) | 1,000,000bps |
1k(キロ) | 1,000bps |
1Gbpsのダウンロード時間の目安
PC版 Yahoo!Japan のトップページの容量は約220KBと言われています。
"KB" (キロバイト) とはコンピュータで使用されるデータ量の単位の事です。 しかし、通信速度で使用する "bit" (ビット) とは単位が異なるので、変換してみましょう。
1バイトは8ビットなので、Yahoo!Japanのトップページは
220KB = 1,760Kb
1,760Kb (キロビット)となります。1Gbpsは1,000,000Kbなので、単純にダウンロード時間を計算してみると、
1,760 ÷ 1,000,000 = 0.00176
0.00176 秒で Yahoo!Japanのトップページのダウンロードが完了してしまいます。
これだけでは、あまりにも一瞬すぎて想像がつかないかもしれないので、動画関連で説明してみたいと思います。
例えば、YouTubeの5分間の動画 (解像度 360p) の容量が約40MB (320Mb)だとします。
1Gbpsは1,000Mbpsなので、
320 ÷ 1,000 = 0.32
YouTubeの5分間の動画は0.32秒でダウンロードが完了します。
その他、インターネットで、送受信する事は、ほとんど無いと思いますが、大容量の2層式 DVD 8.5GB (68Gb)だと何秒でしょうか? これは、YouTubeの5分間分の動画の約200倍以上、Yahoo!Japanの約40,000倍の容量となります。
68 ÷ 1 = 68
大容量 DVD 1本が68秒でダウンロード完了してしまいます。
もちろん、これらのダウンロード時間は、損失が全くない状態で通信を行った場合での速度です。 実際には損失が加わるので、1Gbpsで通信する事はできません。
光ファイバーの実効速度について
仮に最大1Gbpsのサービスに申し込んで、実際に1Gbpsの速度でインターネット通信が出来るとすれば、信じられないほど快適にインターネット生活が送れるでしょう。
しかし、auひかりに限らずインターネットの速度はすべてベストエフォートなので1Gbpsのサービスに申し込んだとしても、マックスの1Gbpsの実効速度が出る訳ではありません。
それでは実際の通信速度はどのくらいなのでしょうか?
実はインターネットで実際に使える速度と言うのは使ってみるまでは誰にも分からないのです。
仮にご近所の人が、あなたと全く同じプロバイダ、同じ回線に申し込んだとしても、開通するまで速度がどのくらい出るのかは全く未知の世界です。
もしかしたら、あなたが使えている速度よりもずーっと快適に使えるかもしれません。逆に、使い物にならないくらい遅い速度しか使えない可能性もあります。

▲最大速度の遅いネット回線ではかなり遅くなることも…
たまに「1ギガ回線なんて一般人には必要の無い速度だ!100メガでも全く支障が無い」と言う人も居ますが、 彼らはたまたま運良く速い回線を使えているだけなのです。
実際に100メガ回線だと運が悪ければ時間帯によってはダイアルアップ並みに遅くなってしまう事も十分ありえます。
また、今は十分な速度が出ていても、自分が住んでいる同じエリア内で同じサービスを使う人が増えると、極端に遅くなってしまう事もあります。
特に、『ゲームにピッタリ!最強のネット回線』でも解説している通り、オンラインゲームや動画などを頻繁に楽しむ方は、最大速度の大きいネット回線を利用して損はありません。
インターネットの速度は実際に使ってみるまでは全く分かりませんが、 せっかく速度の速い光ファイバーを使うのであれば、将来の事も考え、最低でも最大1Gbpsサービスを使いたいものです。
そもそもなぜベストエフォートなんだ!?
インターネットのインフラをきちんと整備するには莫大なお金がかかります。
日本では今までNTTを中心に国から補助金を貰いながら、日本中に光ファイバーを増設してきました。 そのおかげで1Gbpsの高速回線の恩恵を受ける事が出来ます。
しかし、仮に実際に1Gbpsの速度を保証するとしたらどうなるでしょうか?
おそらく月額料金が数百万円単位まで上がってしまい、一般人がインターネットを使うこと自体不可能になってしまいます。
法人向けのサービスで10Mbps程度の帯域保証をしているサービスなどがありますが、 たった10Mbpsの速度を保証するだけでも何十万円もの月額料金を払わなければなりません。
そのため、例え1Gbpsの速度が保証されていなくても、1Gbpsの速度がでる可能性を秘めているだけで十分ありがたいサービスと言えるでしょう。
LANケーブルによっても実効速度は変わる
意外と知られていないのが、LANケーブルの種類によって実測度が変化することです。
LANケーブルにはカテゴリという規格が存在し、カテゴリによって対応している最大速度が違うため、どれを使っても同じという訳ではありません。
LANケーブルの種類 | 通信速度 | 適合するイーサネット |
---|---|---|
CAT5 カテゴリ5 | 100Mbps | 10BASAE-T 100BASE-TX |
CAT5e カテゴリ5e | 1Gbps | 10BASE-T 100BASE-TX 1000BASE-T |
CAT6 カテゴリ6 | 1Gbps | 10BASE-T 100BASE-TX 1000BASE-T 1000BASE-TX |
CAT7 カテゴリ7 | 10Gbps | 10BASE-T 100BASE-TX 1000BASE-T 1000BASE-TX 10GBASE-T |
CAT8 カテゴリ8 | 40Gbps | 10BASE-T 100BASE-TX 1000BASE-T 1000BASE-TX 10GBASE-T 40GBASE-T |
最大速度が1Gbpsの光回線を契約しているにも関わらず、CAT5以下のLANケーブルを使用していると、理論上は最大でも100Mbpsしかでないことになります。
また、ベストエフォート方式による速度低下を考慮すると、実行速度はかなり低くなることが予想されるでしょう。
一方、CAT6などのケーブルを使用していれば最大1Gbpsに対応しているため、十分な実効速度が期待できます。

▲LANケーブルのカテゴリの見分け方
LANケーブルで最大1Gbpsの光回線を接続しているにも関わらず、『遅いな…』と感じた場合は、1度LANケーブルのカテゴリを確認してみることをお勧めします。
なお、Wi-Fiルーターを使用しているケースでも、ルーターが古いタイプのものでは、対応している最大速度が1Gbpsの場合があります。
その際も、実効速度がかなり低下してしまう可能性があるでしょう。
LANケーブルで回線速度が変わる!?器具で変わる速度を徹底解説
日本で一番高速な光ファイバー【NURO光】
NURO光は2013年にソニーグループのプロバイダであるSo-netが提供を開始したサービスです。
2021年現在、家庭用インターネットサービスとしては世界最速と言われています。
一般的な光ファイバーを使ったインターネットの場合、最大速度は1Gbpsが主流です。 フレッツ光やauひかり、その他の事業者もすべて1Gbpsを最大速度として提供しています。
しかし、NURO光は日本で唯一、最大速度2Gbpsで提供開始したインターネット回線となります。
最大速度 | 2Gbps |
---|---|
料金 | 4,743円 戸建て、マンションミニ共通 |
キャッシュバック | 45,000円 公式キャンペーン限定 ![]() |
提供エリア |
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最もコスパの良い回線!
NURO光は日本で唯一2Gbpsの高速回線を提供しているので、普通に考えたら料金が高額になるはずです。
しかし、NURO光はNTTのダークファイバーを使ったり、海外の設備を使うなどしてコストダウンをはかっているため、手ごろな料金で利用できます。
通常他社で光回線を利用すると戸建てタイプで月額5,200円かかります。auひかりでも4,900〜5,100円です。
しかし、NURO光は一般的な回線よりも速いにも関わらず、月額料金は4,743円で利用できます。
また、セキュリティソフトやWi-Fiルーターも無料で標準装備されるので、通信費を大幅に節約する事が可能です。
NURO光の速度を300人分の測定データから比較検証!auひかりとの違いは?
NURO光の提供エリア
通信速度も速く料金も安いNURO光ですが、提供エリアがある程度限られているのが欠点です。
しかし、2017年までは関東地方限定サービスでしたが、2018年1月より関西や東海、2019年には九州や北海道でも提供エリアが拡大されました。
提供されている都道府県
- 北海道…石狩市、恵庭市、江別市、小樽市、札幌市、千歳市
- 関東…茨城県、群馬県、千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県、栃木県
- 東海…愛知県、静岡県、岐阜県、三重県
- 関西…大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県
- 九州…福岡県、佐賀県の一部
申し込み先に注意!損しないキャンペーンで申し込むには?
NURO光もauひかりと同様、代理店など複数の窓口で申し込みが可能です。
どこで申し込んでも料金などに違いは無いのですが、キャッシュバックなどのキャンペーン内容は大きく違ってきます。
注意したいのが、異常に高額なキャッシュバックを提供している代理店だと、余計なオプションサービスの申し込みが必須となり、 結局月額料金が上がってしまう点です。
そのため、NURO光の申し込みはオプションの申し込み義務がなく、無条件でキャッシュバックが受け取れる窓口をおすすめします。
現在、デメリットなく高額なキャッシュバックを受け取れるのが So-netの公式ページ
です。
公式の中でも特設ページからWEB申し込みを行う場合に限り45,000円のキャッシュバックが受け取れます。
詳しくはNURO光のキャンペーン比較で詳しく解説しています。
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NURO光が使えないときはauひかりがおススメ
基本的に速度を重視するのであれば、すでに紹介したNURO光がもっともおすすめです。
しかし、NURO光は提供エリアが狭く、利用できない可能性もあるでしょう。
速度を重視する場合、NURO光の次におすすめなのがauひかりです。
フレッツ光やソフトバンク光などの光コラボと同じ、最大1Gbpsでの提供となりますが、実際の速度が出やすく、より快適に利用できるといわれています。
最大速度 | 1Gbps |
---|---|
月額料金 | 戸建て:4,900〜5,100円 マンション:3,800円 |
キャッシュバック | 最大52,000円 (申し込み先による) |
提供エリア | 戸建て:関西、東海を除く全国 マンション:全国 |
他の1Gbps回線よりも速度がでやすい
auひかりは、フレッツ光など一般的な光回線と同じで、最大1Gbpsのサービスです。
ただ、残念なことに、日本に限らず世界の家庭用インターネットは全てベストエフォートと言われており、 最大速度で利用する事は絶対に出来ません。
どんな回線でもある程度の損失が発生してしまいます。
しかし、auひかりの場合、通常の回線と比べると速度がでやすいと言われています。
auひかりとフレッツ光の違いでもご説明した通り、 auひかりは以下の2つの理由から速度的に有利とされています。
- 技術的に速度がでやすい物理共有型の回線
- 他の事業者と共有していない
光ファイバーを使ったインターネットはすべて、光ファイバーを分岐する事で、 複数のユーザーで1本の光ファイバーを共有しています。
フレッツ光などの回線は帯域共有と呼ばれる共有方法を取っており、共有人数が上がりやすいと言われています。
しかし、auひかりは物理共有なので、共有人数が少なく抑えられるのです。
また、フレッツ光の場合、ソフトバンク光やドコモ光と言った光コラボ事業者と回線を共有しているため、 共有人数も増えてしまい、速度が低下していしまいます。
しかし、auひかりの場合、すべて自前の回線を使っており、他社と回線を共有していません。 そのため、速度的にもかなり有利になってきます。
これらの理由により、同じ最大1Gbpsの回線でもauひかりの方が速度がでやすいと言われています。
auひかりの速度についてはauひかり速度に関する評判をご覧ください。
auひかりのオススメ申し込み先
So-netはauひかり対応している7つのプロバイダの中でも最も高額な特典を提供しています。 auひかりは基本的にどこのプロバイダから申し込みをしても基本料金は同じです。
しかし、それぞれのプロバイダで独自のキャンペーンが実施されており、月額の割引が適用されます。
auひかりに対応しているプロバイダの中で最もキャンペーンによる割引金額が大きいと言われているのがSo-netです。
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So-netの公式ページからauひかりに申し込みをするとキャンペーンにより一定期間割引が適用されます。 戸建てタイプの場合、開通から3年間3,780円で利用でき、マンションに関しては2,480円で利用可能です。 毎月の割引金額を合計すると戸建てタイプで69,220円、マンションタイプで61,680円となるため、一般的な代理店などでキャッシュバックを受け取るよりもお得と言えるでしょう。 詳しい内訳に関してはSo-netのキャンペーンをご覧ください。 また、So-net公式ではキャッシュバックキャンペーンを選ぶこともできます。 詳しくはSo-net auひかりのキャンペーンをご覧ください。 |
「月額の割引よりもキャッシュバックが欲しい」って方は、代理店からの申し込みもおススメです。
ただ、auひかりのキャンペーンで高額キャッシュバックを貰うコツ!の記事でも解説しているとおり、代理店の中には悪質な代理店も存在するので、かなり注意が必要です。
通常auひかりのキャッシュバックを受け取るためには、開通後に申請手続きをしなければなりません。
しかし、問題のある代理店で申し込んでしまうと申請手続きをワザと複雑にされ、 申請漏れを狙う代理店も中には存在します。
また、キャンペーンの適用にオプション申し込みが必要な場合も多く、月額料金が高くなってしまうのが問題となっていました。
そのため、代理店経由での申し込みは「キャッシュバックを受け取れない」「料金が高くなる」などのトラブルに巻き込まれる事もあります。
auひかりを扱っている代理店の中でも、オススメなのがKDDI正規代理店の NNコミュニケーションズ
です。
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NNコミュニケーションズでは申し込みと同時にキャッシュバックの申請手続きも完了します。 また、高額なキャッシュバックにも関わらずオプション申し込み義務がないため、月額料金が不必要に高くなってしまう心配がありません。 通常のキャッシュバック金額は40,000円ですが、ひかり電話のオプションも同時に申し込みをすると、 7,000円プラスされ合計で52,000円のキャッシュバックが受け取れます。 NNコミュニケーションズ経由で申し込みをした場合、プロバイダはSo-netまたはBIGLOBEとなりますが、 So-net公式ページ
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