JCOMとauひかりを完全比較!料金から速度、デメリットまで丸ごと解説

JCOMはKDDIの連結子会社が運営しているケーブルテレビサービスです。
KDDIグループなのでauひかりと同じようにauスマホとのセット割を適用する事が可能です。
しかし、同じKDDIグループであっても、料金や速度、提供エリアに至るまで、auひかりと異なる点がいくつもあります。
JCOMは全国的に提供されているケーブルTV回線でメリットも多いのですが、デメリットも目立ってしまいます。
このページではauひかりとJCOMとの違いを詳しく比較してみました。
JCOMのデメリットに関してはJCOMの4つのデメリットを公開!今の時代にJCOMは時代遅れ!?で詳しく解説しています。
auひかりとJCOMの料金比較|コスパが良いのはauひかり

auひかりはの場合、一部の集合住宅で最大100Mbpsで提供しているところもありますが、基本的には最大1Gbpsのギガインターネットです。
しかし、JCOMでは、下は1Mbpsから上は1Gbpsまであらゆるコースが用意されています。 一見便利なように見えますが、速度の割りに月額料金が高く、コストパフォーマンスは悪くなってしまうのが難点です。
速度 | auひかり | JCOM |
---|---|---|
1Mbps | - | 2,980円 |
12Mbps | - | 3,980円 |
100Mbps | 3,400〜4,100円 | - |
120Mbps | - | 5,500円 |
320Mbps | - | 6,000円 |
1Gbps (1,000Mbps) | 4,900〜5,100円 | 6,500円 |
auひかりの詳しい月額料金に関してはauひかりの料金をご覧ください。
ADSLよりもコスパが悪いJCOMの12Mbps、1Mbpsコース
JCOMのインターネットプランで最もコスパが悪いのが12Mbpsと1Mbpsコースです。
現在では利用者が急激に減っているADSL回線でも50Mbpsに対して、2,000円ほどで利用する事ができます。 しかし、JCOMでは50MbpsのADSLより更に遅い回線に対して、3,000〜4,000円近く支払わなければなりません。
この月額料金は日本でインターネットが流行りだした2000年ごろのADSLの料金とほぼ匹敵するほど高額な料金設定となっています。
JCOM 120Mbpsよりもauひかりの100Mbpsの方がお得
auひかりではマンションタイプに限り、最大100Mbpsで提供している場合があります。
この最大速度はお住まいのマンションに入っているauひかりの設備に依存してしまうので、自分でコースを選択する事はできません。
そのため、マンションでも運が良ければ100Mbpsの10倍である1Gbpsに対応している場合もあります。
auひかりとそこまで速度の変わらないコースが、JCOMの120Mbpsコースです。
auひかりの100Mbpsが3,400〜4,100円で利用できるのに対し、JCOMの120Mbpsは毎月5,500円かかってしまいます。
最大速度の差は20Mbpsほどしかないのに、料金は1,400〜2,100円も高くなっています。
ギガ速度でもauひかりが有利
現在日本でインターネットを利用する場合、最大速度は基本的に1Gbps(1,000Mbps)です。
1Gbps(ギガビーピーエス)のG(ギガ)とはM(メガ)の次の単位となり、1Gbpsは1,000Mbpsに相当します。
NURO光などの限られたサービスでは最大2Gbpsを実現していますが、基本的には1Gbpsが最高速度となります。
こちらについても、同じ1Gbpsですが、auひかりとJCOMでは月額料金に大きな差があります。 auひかりでは月額4,900〜5,100円で利用できるのに対し、JCOMの場合、毎月6,500円も支払わなければなりません。
そのため、ギガ速度に対応して回線であっても、auひかりの方がコスパは高くなります。
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JCOMでギガコースが使える地域は限られている

既にご説明した通り、JCOMの1Gbpsコースとauひかりの1Gbpsコースとでは、auひかりの方が料金が安くコスパが安くなります。 しかし、JCOMにはもう一つ欠点が存在します。
実はJCOMの1Gbpsコースはauひかりの回線を借りる事で提供しているサービスなのです。
そのため、JCOMで1Gbpsコースで申し込みをしたとしても、回線品質などはauひかりと全く違いがありません。
また、auひかりが使えるエリアのすべてでJCOM 1Gbpsコースが使える訳ではありません。 JCOM 1Gbpsコースが使えるのは、関東や北海道、東北、九州の中で、ごく限られた地域のみで提供を行っています。
詳しい提供エリアに関してはJCOM公式ページをご覧ください。 JCOM公式ページ 1Gコース対応エリア
また、auひかりの提供エリアについてはauひかりが絶対使えない地域とエリア確認方法を解説で詳しく解説しています。
auスマートバリュー、スマホ割に違いはある?

JCOMの良い所はauひかりと同じように、auスマートバリューが適用される点です。
スマートバリューとはauひかりとauスマホやケータイなどをセットで利用することで、割引が適用されるサービスの事です。
JCOMとauひかり、スマートバリューの割引額
auひかりで契約しても、JCOMで契約しても、適用される割引額は全く同じです。
スマホ1台につき、934〜2,000円の割引が適用され、適用してから2年経過後(3年目以降)は934円の割引が続きます。
データプラン | 2年以内 | 3年目以降 |
---|---|---|
30GB/月 | 2,000円 | 934円 |
5/8/20GB/月 | 1,410円 | 934円 |
2/3GB/月 | 934円 | 934円 |
また、家族でauスマホを使っている人が他にも居れば、最大10台まで、台数文の割引が適用できます。 この仕組みについてもauひかりとJCOMで違いはありません。
詳しくはauスマートバリュー、スマホセット割りをご覧ください。
スマートバリューの適用条件
auスマホとのセット割であるスマートバリューを適用するには条件が存在します。 auひかりとJCOMでスマートバリューの適用条件が微妙に違うので注意が必要です。
条件 | auひかり | JCOM |
---|---|---|
ネット回線 | 必須 | いずれか2つの申し込み |
固定電話 | 必須 | |
テレビサービス | 不要 |
auひかりで元々インターネットサービスがメインなので、ネット回線無しで契約する事はできます。
auひかりでスマートバリューを適用するには、固定電話サービスであるauひかり電話の申し込みが必要になります。
一方JCOMの場合、「ネット回線だけ」、「テレビサービスだけ」と言った契約方法が可能です。
JCOMでスマートバリューを適用する条件は、ネット、テレビ、固定電話のいずれか2つの申し込みが必要となります。
auひかりとの違いとして、「家のネット回線が必要がない」って人でもテレビと固定電話だけの利用でスマートバリューが適用できる点でしょう。
逆に家のネット回線が必要な人にとってはauひかりの方が、速度が速い上に、料金的にも安くなります。
auひかりとJCOMの料金比較でもすでにご紹介したとおり、JCOMは速度の割りに料金が高いためコスパは非常に悪くなってしまいます。
また、固定電話の料金もauひかりでは月額500円で利用できますが、JCOMの場合、月額952円と割高なってしまいます。
そのためネット利用がメインでテレビサービスなどは必要がないって方が、 一番安い月額料金でスマートバリューを適用するためには、auひかり+auひかり電話の組み合わせがもっと経済的と言えるでしょう。
auひかり | JCOM | |
---|---|---|
月額料金 | 500円 | 952円 |
※JCOMの952円の電話月額料金はテレビまたはネットサービスと併用した場合です。電話のみ単独で申し込んだ場合は月額1,330円に上がります。
スマートバリューの割引額は同じ! 適用条件だけ少し違う |
auひかりとJCOMのテレビ比較

テレビサービスは事業者によって視聴できるチャンネル数や、チャンネルのラインアップも異なるので一番比較が難しいところです。 auひかりとJCOM、それぞれのテレビサービスで一般的なコースの料金やチャンネル数を比較してみました。
auひかり | JCOM | |
---|---|---|
比較コース名 | プラチナセレクト | セレクト |
チャンネル数 | 43ch | 30ch |
月額料金 | 1,980円 | 2,186円 |
機器利用料 | 500円 | 800円 |
合計月額 | 2,480円 | 2,986円 |
コスパが高いのはauひかりのテレビサービスです。
視聴できるチャンネル数も多く、月額料金も安く抑える事が出来ます。
1チャンネル当たりに換算すると、auひかりは月額58円、JCOMは100円かかる計算になります。
しかし、プラチナセレクトの他には音楽系4chが楽しめるミュージックセレクト(634円)やチャンネル単体で楽しめるプレミアムチャンネル(1,000円〜)のみです。
一方、チャンネルの選択肢が多いのはJCOMです。
30chコースのほかにも、78ch(4,328円)や90ch(5,328円)も用意されており、ちょっとぐらい高くてもガッツリ番組を視聴したい方にはJCOMの方が適しているでしょう。
なお、auひかりのテレビサービスについて詳しくはauひかりテレビで詳しく解説しています。
JCOMからauひかりへ乗り換えの注意点
JCOMの解約には違約金がかかる?
JCOMを解約する場合、契約プランによっては解約金がかかる場合があります。
解約金は安くて3,500円から高くて20,000円ほどの設定となっており、契約しているプランによって全く違ってくるので注意が必要です。
人によって支払う金額がバラバラなので、正確な解約金についてはJCOMに直接聞いて確認しましょう。
JCOMの撤去工事費
JCOMを解約する際、解約金とは別に、撤去工事費が発生します。
戸建てタイプかマンションかによっても発生する費用が違い、基本2,000円または6,000円の撤去費用がかかります。
戸建て | 集合住宅 |
---|---|
6,000円 | 2,000円 |
解約金と撤去費用はキャッシュバックで相殺

auひかりに限らず光ファイバーを使ったインターネット回線に申し込みをするとキャッシュバックが貰えます。
とくに、auひかりは他の回線と比べて比較的高額なキャッシュバックが貰えることでも知られています。
申し込みを行う代理店によっても違ってきますが、きちんと申し込み窓口を選べば、30,000〜40,000円のキャッシュバックを受け取る事ができるので、 実質JCOMの解約に伴う費用は相殺され、自己負担なしでauひかりへ乗り換えをする事が可能です。
また、代理店によってはキャッシュバックにプラスして、他社解約にかかる解約金を負担してくれるキャンペーンも行っています。
このようにキャッシュバックなどのキャンペーンを上手く利用する事で、JCOMの解約の際に発生する解約金や撤去費用の負担なしでauひかりへ乗り換える事が出来ます。
詳しくは、違約金負担無しでauひかりへ乗り換える方法 で解説しています。
また、auひかりのキャッシュバックキャンペーンの仕組みについてはauひかり高額キャッシュバックのコツ もご覧ください。
JCOMの解約でかかる費用よりも auひかり申し込みキャンペーンで貰える金額の方が高額 |
auひかりおすすめ申し込み窓口
すでに解説したように、auひかりの申し込み時にもらえるキャッシュバックを活用すれば、 JCOM解約にかかる違約金や撤去工事費などを相殺することが可能です。
ただ、どこの窓口でもきちんとキャッシュバックがもらえる訳ではありません。
悪質な代理店に引っかかると還元金額が思ったよりも低くなってしまったり、場合によってはキャッシュバックが受け取れないトラブルに巻き込まれます。
auひかりで高額なキャッシュバックが受け取れる優良代理店をまとめました。
2019年2月のキャンペーン情報
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一般的には代理店経由でauひかりに申し込みすると7万円や8万円、場合によっては10万円を超えるような高額キャッシュバックが受け取れます。 しかし、高額キャッシュバックの代わりにオプション申し込みなどの条件が付いており、 電話のオプションパックやテレビサービス、ポケットWiFiなどのモバイル回線への申し込みが必須です。 そのため、月額料金が高額になってしまうのであまりお勧めできません。
KDDI正規代理店であるNNコミュニケーションズでは、このようなオプション申し込み条件なしでも、43,000円のキャッシュバックがもらえます。 「キャッシュバックはたくさん欲しいけど月額料金は押さえたい」って方におすすめの代理店です。
また、通常の代理店では、キャッシュバックを受け取る際にも申請手続きが必要となります。 代理店によっては手続き内容も複雑なため、キャッシュバックが受け取れないトラブルが多発していました。
NNコミュニケーションズの場合、開通後の申請手続きが必要なく、申し込みと同時に自動的にキャッシュバック申請が完了します。 ![]()
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NNコミュニケーションズと同じようにオプション申し込み無しで、ある程度高額なキャッシュバックが受け取れる代理店です。
しかし、NNコミュニケーションズと比較するとキャッシュバック金額が5,000円ほど安くなってしまいます。 auひかりにも標準でWiFiルーターは付いていますが、n規格と呼ばれる1世代前の規格です。 しかも、月額500円のWiFi利用料金がかかってしまいます。 アウンカンパニーでプレゼントされるルーターはac規格と呼ばれる最新規格なので、auひかりのギガ回線を十分に活かすことができます。 ![]() ![]()
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So-netはSONYグループのプロバイダで、セキュリティ面やサポート面で定評があり、auひかりユーザーの6割が利用しているほど人気の高いプロバイダです。
So-net auひかりは代理店経由でも申し込みが可能です。 So-net公式ページから申し込みをすると、キャッシュバックの代わりにSo-net独自キャンペーンである月額料金の大幅割引が適用されます。
通常auひかりの料金はKDDIが管理しているため、どこでauひかりを申し込みしても違いはありません。 しかし、So-netでは独自キャンペーンで毎月の料金を安く利用することが可能です。 So-net公式ページから申し込みすると、戸建てタイプで3年間3,500円で利用できます。 マンションタイプに関しては2年間2,400円で使うことができます。 割引期間の割引額を合計すると戸建てで、76,300円、マンションタイプで63,600円となり、一般的なキャッシュバックよりもお得になる仕組みです。そのため、還元金額で考えると他のプロバイダや代理店申し込みよりもお得と言えるでしょう。 So-net公式申し込みは「キャッシュバックはいらないので料金を安くして欲しい」って方に最もお勧めできる窓口です。 キャンペーンの詳細はSo-netのキャンペーンでも詳しく解説しています。 申し込みページ: 【So-net公式】auひかり 月額大幅割引キャンペーン![]() 申込方法について解説:
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- 速度的なコスパではauひかりの方が安くて回線速度も速い
- JCOMでギガコースは使えるエリアが限られる
- スマートバリューの割引額はどちらも同じ
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