JCOMは速度が遅くて高額!?気になるデメリットとauひかりとの比較まとめ
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JCOMを利用している方や、これから導入を検討している方にとって、どんなデメリットがあるのかは気になるポイントでしょう。
ネットの口コミでも「速度が遅い」「料金が高い」といった内容が多いことからもわかる通り、これから契約するならJCOMはあまりオススメできません。
そこで今回は、JCOMの契約前に知っておきたいデメリットについてまとめました。
また、JCOMでないと視聴できない番組を見たい方向けに、JCOMのテレビを残して他のネットを契約した場合の料金も比較しています。
JCOMの4つのデメリットとは!?

JCOMのデメリットとしては、おもに以下の4つの点が挙げられます。
■JCOMのデメリット
- 通信速度が遅い
- 月額料金が意外と高い
- 利用中でもガンガン営業をかけてくる
- 他世帯の影響で利用不能になる可能性がある
それぞれの項目についてチェックしてみましょう。
通信速度が遅い

JCOMのデメリットとして、通信速度が遅いことが挙げられるでしょう。
JCOMの通信速度は契約するプランによって異なります。
コース名 | 月額料金 | 受信最大速度 | 送信最大速度 |
---|---|---|---|
NET 1Gコース | 7,348円 | 1Gbps | 1Gbps |
NET 320Mコース | 6,798円 | 320Mbps | 10Mbps |
NET 120Mコース | 6,248円 | 120Mbps | 10Mbps |
NET 40Mコース | 4,576円 | 40Mbps | 2Mbps |
NET 12Mコース | 3,476円 | 12Mbps | 2Mbps |
プランの契約速度を見るとそれなりの速度が出るように見えますが、必ず上記の速度が利用できるわけではありません。
とくに、利用者が増える夜間等は思うように速度が出ないこともあるでしょう。
速度が遅くなる原因としては、以下の3つが挙げられます。
■JCOMの速度が遅い原因
- 同軸ケーブル(TV用ケーブル)を使っている
- JCOMのプロバイダとしての性能
- 上り速度が遅い
同軸ケーブルを使っている
JCOMでは、通信やテレビ放送の伝送の本流には光回線を利用しています。
そして、1Gbpsの光回線契約以外は、途中で同軸ケーブル(TV用のケーブル)に分岐し、TVとインターネットを同時に利用するのが、JCOMの基本的な接続方法です。
しかし、テレビ用のケーブルはメタル回線のため、ADSLのような性質があります。
ADSLでは基地局からお住まいまでの距離が長かったり、回線の接続部分でノイズが入ったりすることで通信速度が下がる現象がありました。
ケーブルテレビでは少し原理が異なるのですが、似たような理由で速度低下が起こってしまうのです。
JCOMのプロバイダとしての性能
JCOMはテレビ事業者がサービス拡充のためにプロバイダ機能も提供しています。
一般的なインターネット回線では、光回線などのインフラ事業者+プロバイダ事業者それぞれを契約し、インターネットに接続します。
パソコンしかインターネット接続しなかった頃ならまだしも、最近はスマホの普及で総通信量が跳ね上がり、プロバイダ専門の事業者でも悲鳴をあげている状態です。
当然、二刀流のJCOMはもっと辛いのではないでしょうか。
プロバイダの反応速度をはかる指標にPINGというものがあります。
■一般的なPING値
- スマホ:20〜50
- auひかり(au one net):5〜25
- JCOM:50〜150
PINGは反応が返ってくるまでの時間を表す数値なので、値が小さい方が優秀です。
これを比較すると、JCOMは極端に反応速度が遅く、急激に増えた通信量に処理が追いついていない状態だと言えるでしょう。
ネットの営業をしていると、お客さんの家に訪問して接続設定をすることがあります。
接続テストを兼ねて計測してみると、体感でもJCOMだけ明らかに反応が遅いです。
もちろん地域や時間帯によりますが、速度重視ならJCOM以外を利用した方がいいでしょう。
上り速度が遅い
JCOM NET光1Gコース以外のコースは、上り最大速度が512Kbps〜10Mbpsとかなり低速です。
コース名 | 受信最大速度 | 送信最大速度 |
---|---|---|
NET 1Gコース | 1Gbps | 1Gbps |
NET 320Mコース | 320Mbps | 10Mbps |
NET 120Mコース | 120Mbps | 10Mbps |
NET 12Mコース | 12Mbps | 2Mbps |
NET 1Mコース | 1Mbps | 512Kbps |
参考:NTTドコモ | 788Mbps | 50Mbps |
参考:auひかり | 1Gbps | 1Gbps |
参考:フレッツ光 | 1Gbps | 1Gbps |
参考:NURO光 | 2Gbps | 2Gbps |
比較表の「NET 320Mコース」以下の契約と「NTTドコモ」を比較していただくと、JCOMは1Gコース以外はスマホ以下の性能だと分かります。
通信は下り速度しか見ない人がいますが、Webサイトが表示される流れをかなりざっくり分けると次の2ステップが必要です。
■Webサイトが表示されるまでの流れ
- URLなどで表示したいページをリクエストする
- Webサーバーがリクエストされたページを送信
つまり、下り速度がどんなに早いとしても、「見せて!」と言いに行くのが遅いと、全体的な速度は遅くなってしまうのです。
月額料金が意外と高い

JCOMのデメリット2つ目は、月額料金が速度の割に高いことです。
月額料金 | 通信速度 | |
---|---|---|
JCOM NET 1Gコース | 7,348円 | 1Gbps |
JCOM NET 120Mコース | 6,248円 | 下り:120Mbps 上り:10Mbps |
auひかり (ホーム) | 5,610円 | 1Gbps |
フレッツ光 (ISP:So-net) | 6,490円 | 1Gbps |
So-net光プラス | 6,138円 | 1Gbps |
auひかりで契約する場合は毎月5,610円円、一方、JCOMの1Gプランは7,348円です。
120Mプランでも6,248円とauひかり以上の月額料金なので、あまりコスパが良いとは言えません。
また、「テレビ+電話+ネット」の3契約の合計もJCOMが一番高額です。
他のサービスにない専門チャンネルが見たい方も、JCOMだと損をしてしまう可能性があるでしょう。
詳しくは「auひかりは地デジ対応サービスがない」の項をご覧ください。
契約中でもガンガン営業をかけてくる

JCOMを契約していると、JCOMから電話がかかってくることがあります。
「不便はありませんか?」と言う内容から「新しいサービスが出まして」といった直接的な営業まで担当によって様々ですが、最終的にはプラン変更を案内されるでしょう。
JCOMは多くのケーブルテレビ事業者を吸収しているので、契約内容が古いままの方も多いです。
さらに、他社の光回線などに対抗して、スマホやタブレットなどの新しいサービスを次々に展開しています。
新規顧客を増やすことも大切でしょうが、他の光回線に比べると利用者に頻繁に営業をかけている印象です。
気にならない人は大丈夫でしょうが、自宅に営業電話が増えるのが迷惑と感じる方にとっては大きなデメリットでしょう。
他世帯の影響で利用不能になる可能性がある

少し稀なケースですが、JCOMなどケーブルテレビでは、他の世帯の漏電などが影響して利用不能になることがあります。
技術的内容はかなり難しくなるので割愛しますが、ケーブルテレビの分岐方法は他の世帯の過電圧やショートなど電気系統のトラブルに影響されやすいです。
光回線ではこのような影響を受けることは極めて低い配線方法なので、ケーブルテレビの大きなデメリットと考えていいでしょう。
「使えなくなって何をしても直らない。JCOMに問い合わせたのに原因がわからなかったけど、数日したら自然に直っていた」といった口コミもありますが、恐らく近くの他世帯で何か電気関連のトラブルがあったのでしょう。
通信の安定性・確実性が必要な方は、光回線を契約するのをおすすめします。
インターネットはJCOMからauひかりやSo-net光に乗り換えるべき!

今JCOMを利用している方は、見たい番組がJCOMでしか放送されていなかったり、電波障害が頻発する地域にお住まいで、ケーブルテレビしかテレビ視聴方法がないといった理由で契約したのではないでしょうか。
また、お住まいの建物がJCOMしか対応していなかったり、auスマートバリューを適用させるために契約した方もいるかもしれません。
しかし、上記の内容を踏まえても、インターネットはauひかりに乗り換えるのがオススメです。
■auひかりへの乗り換えがおすすめな理由
- auスマートバリューは継続できる
- auひかり+JCOMでテレビで安く早くなる
- 専門チャンネルが不要ならSo-net光+ひかり電話の方が安い
- 物件がJCOMのみ対応は不動産屋の営業トークの可能性大
特にマンションやアパートで、JCOMしか対応していないと言われた場合も、提供エリアを確認するとエリア内になっていることが多いのです。
月額料金を考えても、同じ料金を支払うなら少しでも速度が速く、安定性の高いauひかりのほうが適しているでしょう。

JCOMからauひかりへ乗り換える際のデメリットはある?

JCOMより通信速度がかなり快適になるauひかりですが、やはりいくつかのデメリットが存在します。
■auひかりに乗り換える際のデメリット
- 地デジに対応したサービスがない
- JCOMからの乗り換えは乗り換えサポート対象外
最後にauひかりのデメリットをチェックし、問題なければ乗り換えてしまいましょう。
地デジに対応したサービスがない
auひかりのサービス内容に「テレビサービス」のオプションがあります。しかし、地デジ対応のサービスではありません。
いわゆるビデオ・オン・デマンドサービスなので、配信されたドラマやアニメ、映画を視聴するサービスとなっています。
ただ、auひかりのテレビサービスは無くとも、契約方法次第ではJCOMより安い料金で利用できるので、大きなデメリットではないかも知れません。
地デジや専門チャンネルが主な目的の方は、テレビ視聴環境を維持するために次の選択肢があります。
■auひかりで地デジ視聴するための方法
- ネットだけauひかりに乗り換える
- 全部auひかりに乗り換え、アンテナを設置
- So-net光に乗り換えてフレッツテレビで代用
- So-net光に乗り換えてひかりTVで代用
それぞれの方法を選択した際の料金は以下のとおりです。
ネット | 電話 | テレビ | 月額※ | |
---|---|---|---|---|
J:COM スマートお得プラン | 11,602円 | 11,602円 | ||
auひかり +J:COM(TV+電話) | 5,610円 | 5,860円 | 11,470円 | |
auひかり+アンテナ+スカパー | 5,610円 | 550円 | 4,169円 | 10,329円 |
So-net光プラス (フレッツTV) |
6,138円 | 550円 | 825円 | 7,513円 |
So-net光プラス(ひかりTV) | 6,138円 | 550円 | 2,750円 | 9,438円 |
※期間限定の割引は含めずに計算しています
このように比較すると、ネットだけをauひかりにしても全く問題がないのが分かります。
ちなみに、So-net光プラスはフレッツ光の回線を利用した光コラボ回線です。
So-net光プラスについての詳細は「So-net光って何?光コラボとは?auひかりとの違いを徹底解説」をご覧ください。
なお、視聴可能な番組はテレビサービスによって異なります。
スカパーやひかりTVにも見たい番組があれば、JCOMにこだわる必要はありません。
JCOMからの乗り換えは乗り換えサポート対象外
auひかりには、他社のインターネット契約から乗り換えた方を対象に解約金を還元する「auひかりスタートサポート」があります。
実は、JCOMはKDDIの提携企業なので、JCOMからの乗り換えではauひかりスタートサポートは受けられません。
もし、JCOMの解約に違約金がかかる場合は全て自己負担になるため、乗り換える際には注意してください。
auひかりの乗り換えサポートについては、auひかり新スタートサポートの条件と注意点で解説しています。
auひかりに乗り換えてネットを快適にしよう!

今回は、JCOMのデメリットについて解説しました。
最近のスマホ普及や各種Webサービスの利用に必要な回線速度は向上し、通信量が増えたことでJCOMのネットでは不満を感じる機会が多くなりました。
少なくともインターネット契約は他のサービスに乗り換えることで、月額料金が上がることなく、快適な通信速度で使えるようになります。
auひかりの場合はauひかりスタートサポートは利用できませんが、高額キャッシュバックを行なっている代理店を通せば解約金は全て相殺できる可能性が高いでしょう。
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