So-net光(auひかり)とSo-net光プラスの違いは?2つのSo-net光を比較
![]() |
![]() |

「So-net光(auひかり)」と「So-net光プラス」は、どちらもプロバイダのSo-netが提供する光回線です。
提供元が同じなのに「何がどうちがうの?」と混乱する人も少なくありません。
しかし、提供元がSo-netなだけであって、So-net光(auひかり)とSo-net光プラスは全く別の光回線なのです。
この2つの光回線のちがいを次の6つの視点で比較して、どちらがお得に使える光回線か調べてみました。
- 料金プラン
- 速度
- キャンペーン
- 初期費用&工事費
- 解約金
- 提供エリア
2つの光回線のどちらか使ってみたい人、auスマホを持っている人、お得な光回線を探している人はチェックしてみてください。
So-net光(auひかり)とSo-net光プラスは全く別の光回線

So-net光(auひかり)とSo-net光プラスは、プロバイダのSo-netが提供する光回線です。
どちらもauのスマホ代が毎月500~2,000円割引されるauスマートバリューが適用されます。
名前は似ていますが、全く別の光回線です。
具体的に何がちがうのかというと、光回線の通信網が異なります。
- So-net光(auひかり):KDDIが運営する独自の通信網
- So-net光プラス:東西NTTのフレッツ光の通信網を使う光コラボレーション
フレッツ光からの転用ができるのは、光コラボレーションのSo-net光プラスだけ。
So-net光(auひかり)はKDDIの通信網を使っているので、フレッツ光のからの転用はできません。
それぞれ別の会社の通信網を使っているので、料金プランや提供エリア、速度など各種サービス内容は全く別物と考えてください。
So-net光プラスの正体を1番分かりやすく解説!So-net光との違いとは?
So-net光(auひかり)とSo-net光プラスのサービス内容を徹底比較

So-net光(auひかり)とSo-net光プラスの料金プラン、速度、キャンペーンなどサービス内容のちがいを徹底的に比較してみました。
どちらの光回線を使うべきか迷っている人は、参考にしてみてください。
【1】2つのSo-net光の料金プラン
So-net光(auひかり)とSo-net光プラスの料金プランを比較して表にまとめてみました。
住居タイプ |
So-net光(auひかり) |
So-net光プラス |
---|---|---|
戸建て |
3,798円 |
3,780円 |
マンション |
2,300円 |
2,780円 |
So-net光(auひかり)の表の金額は、加入者が多い次の料金プランの月額料金です。
- 戸建て:ずっとギガ得プラン(3年契約)
- マンション:タイプV お得プランA/タイプG お得プラン(2年契約)
So-net光(auひかり)は、戸建てとマンションプランでそれぞれ複数の料金プランがあります。
別記事『auひかりをマンションで申し込むポイント!』でも解説している通り、auひかりのマンションタイプは、建物の種類や配線方式ごとに料金プランが細かく分かれていて全部で8種類。
全料金プランで、auひかり公式よりも So-net光(auひかり)の公式ページ
から申し込んだほうが、割引が適用されてお得です。
割引額は料金プランにもよりますが、auひかり公式と比べて最大2,950円も割引されるので、毎月のインターネット代が節約できるでしょう。

一方、So-net光プラスは戸建て、マンションそれぞれ1種類しか料金プランがありません。
契約期間は戸建てとマンションともに3年間です。
戸建ての料金を比較すると、月額料金が480円安いSo-net光(auひかり)だと、3年間の実質料金は17,820円もお得です。
マンションに関しては、So-net光(auひかり)は2年契約なので月額料金が2,300円になるのは最初の24か月間だけ。
25か月目以降からは4,180円となり割引の適用期間は終了します。
しかし、3年使った場合の実質料金を比較すると、So-net光(auひかり)のほうが11,280円もお得です。
毎月のインターネット代を節約したい人は、月額料金が安いSo-net光(auひかり)を選んだほうがよいでしょう。
【2】2つのSo-net光の回線速度
So-net光(auひかり)、So-net光プラスどちらも回線速度が最大1Gbps。
どちらも標準でIPv6の高速インターネットに対応しています。
インターネットに接続する際にプロバイダのアクセスポイントを経由することなく、光回線の通信網に直接アクセスします。
そのため、インターネットの利用者が増えて回線が混雑する時間帯でも、通信の速度低下を最小限に抑えることができます。
ただし、最大速度1Gbpsとはあくまでも通信環境がよいときの速さ。
常に1Gbpsの高速インターネットが使えるわけではありません。
むしろ、1Gbpsも速度が出ることは滅多にないでしょう。
みんなのネット回線速度から、So-net光(auひかり)とSo-net光プラスの過去3か月分の平均実効速度を調べてみました。
光回線 |
下り平均速度 |
上り平均速度 |
---|---|---|
So-net光(auひかり) |
233.67Mbps |
186.06Mbps |
So-net光プラス |
209.02Mbps |
180.34Mpbp |
どちらも平均実効速度はほぼ同じです。
100Mbps以上速度が出れば、動画の視聴やオンラインゲームは快適な速さで利用できます。
通常の1Gbbpsプランであれば、So-net光(auひかり)とSo-net光プラスのどちらを選んでも、ストレスなくインターネットが使えると思ってよいでしょう。
ただし、auひかりのマンションにはタイプGと呼ばれるVDSL方式でも最大速度が664Mbpsの高速インターネットが利用できるプランがあります。
タイプGは、2021年4月時点では下記エリア限定のサービスです。
■タイプGの対応エリア
- 関東:東京都、神奈川県、埼玉県、千葉県
- 関西:大阪府、兵庫県
しかし、タイプGは順次拡大中で、近い将来、全国のVDSL方式のマンションで高速インターネットが利用できるといわれています。
通常、VDSL方式のマンションでは、建物の共有スペースから部屋までのインターネット回線に電話線を使っているため、最大速度が100Mbspしか出せません。
そのため、So-net光プラスのVDSL方式のマンションでは最大速度が100Mbpsとなっています。
総合的にみると、速度はSo-net光(auひかり)のほうが有利でしょう。
【3】2つのSo-net光のキャンペーン
次は申し込みのときに受け取るキャンペーンの内容を比較してみましょう。
■So-net光(auひかり)のキャンペーン
- 月額料金が最大2,950円割引
- auひかり電話の月額料金500円が60か月無料(戸建て限定)
- テレビサービス プラチナセレクトパックが最大2か月間無料
- 宅内LANサービスのホームゲートウェイ内蔵無線LAN親機機能がずっと500円割引
- かけつけ設定サポートの大幅割引
別記事『auひかりでSo-netのキャンペーンは本当にお得?』でも解説している通り、マンションタイプは、ほとんどのプランで月額料金が24か月間ずっと2,950円割引されるので、インターネット代を大幅に節約できます。
戸建てもずっとギガ得プランだと、最初の3年は月額料金が2,025~2,225円も割引されるので、お得であることに変わりません。
それに加えて、戸建ては60か月間もauひかり電話の月額料金が無料になります。
auひかり電話は、国内通話は全国どこに電話しても一律3分8円です。
距離に応じて通話料金が変わるNTTの固定電話と比べて、お得な値段で電話が使えます。
なお、So-net光(auひかり)公式ページ以外の、auひかりキャンペーンについては別記事『auひかりのキャンペーンで高額キャッシュバックを貰うコツ!』にて解説しているので、気になる方はチェックしてみてください。
![]() ![]() |
|
|
■So-net光プラスのキャンペーン
- 月額料金が最大1,600円割引
- v6プラス対応の無線Wi-Fiルーターがずっと無料
- 訪問設定サポートが無料
- セキュリティサービス「S-SAFE」がずっと無料
- So-net光電話が最大12か月間無料
So-net光プラスの月額料金の割引額は、戸建てが1,600円、マンションが1,500円です。
お得な値段で使えることに変わりありませんが、So-net光(auひかり)と比べて割引額が多くありません。
So-net光電話のキャンペーンは戸建て、マンションの両方に適用されますが、無料となる期間は12か月間だけです。
月々の支払いを考えたら、月額料金の割引額が多くて、ひかり電話が無料で使える期間が長いSo-net光(auひかり)のキャンペーンのほうがお得といえるでしょう。
![]() ![]() |
|
|
【4】2つのSo-net光の初期費用&工事費
契約直後に支払う事務手数料と工事費の初期費用が、どのくらいかかるか比較して表にまとめてみました。
費用 |
So-net光(auひかり) |
So-net光プラス |
|
---|---|---|---|
工事費 |
戸建て |
41,250円 |
24,000円 |
マンション |
33,000円 |
24,000円 |
|
事務手数料 |
3,300円 |
3,000円 |
新規で回線工事を行ったときの工事費は、So-net光(auひかり)のほうがSo-net光プラスに比べて戸建ては13,500円、マンションは6,000円割高です。
事務手数料はどちらも3,300円と変わりません。
工事費の支払いは、So-net光(auひかり)は、一括払いか分割払いのどちらでも好きなほうを自由に選ぶことができます。
分割払いを選んだ場合は、次の支払い回数になると覚えておいてください。
■So-net光(auひかり)の工事費の分割払い
- 戸建て:毎月687円を60回払い
- マンション:毎月1,375円を24回払い
auひかり公式とSo-net光(auひかり)の工事費の違いについて
So-netの公式ページ
からSo-net光(auひかり)を申込んだ場合、auひかり公式ページと違って工事費が実質無料となる初期費用相当割引が適用されません。
そのため『工事費を全部負担するの!?』と心配になりますが、So-net光(auひかり)の月額料金の割引額は、工事費の割引も考慮した価格設定になっています。

つまり、初期費用相当割引がなくても、auひかり公式ページから申し込むよりも大幅に安くなるので、 So-net公式ページ
から申し込んだ方がむしろお得です。
auひかり公式とSo-net光(auひかり)の支払い総額を比較
次の料金プランでauひかりとSo-net光(auひかり)の契約期間中の支払い総額がどれだけちがうのか比較して表にまとめてみました。
- 戸建て:もっとギガ得プラン(3年契約)
- マンション:タイプV お得プランA/タイプG お得プラン(2年契約)
光回線 |
戸建て |
マンション |
---|---|---|
auひかり |
180,000円 |
91,200円 |
So-net光(auひかり) |
126,000円 |
54,000円 |
戸建てだと54,000円、マンションだと37,200円もSo-net光(auひかり)が得することになります。
So-net光(auひかり)の工事費は一括払いも選べますが、月額料金に工事費の割引も含まれているので、分割払いを選ぶことをおすすめします。
一方、So-net光プラスの工事費の支払いは分割払いしか選ぶことはできません。
支払い回数と金額は以下のようになっています。
■So-net光プラスの工事費の分割払い
- 戸建て:毎月400円の60回払い
- マンション:毎月500円を48回払い
フレッツ光からの転用、他社光コラボからの乗り換えだと基本的に工事費はかかりません。
契約の際に支払う初期費用は、事務手数料の3,300円だけです。
ただし、フレッツ光からの転用や他社光コラボからの乗り換えでも、次のケースでは工事費が発生します。
■転用や他社光コラボからの乗り換えの工事費
- 回線種別やサービスの変更:9,583~10,000円
- 移転:24,000円
詳細は、So-net光プラスの工事費用のページで確認してみてください。
So-net光(auひかり)とSo-net光プラスどちらも工事費の分割払いが終わる前に解約をすると、未払い分の工事費は解約後にまとめて支払うことになるので注意しましょう。
【5】2つのSo-net光の解約金(契約解除料)
So-net光(auひかり)とSo-net光プラスの解約金(契約解除料)を調べて表にまとめてみました。
光回線 |
料金プラン |
解約金 |
---|---|---|
So-net光(auひかり) |
ずっとギガ得プラン |
16,500円 |
マンションタイプV お得プランA |
7,000円 |
|
マンションタイプG お得プラン |
10,450円 |
|
So-net光プラス |
戸建て |
20,000円 |
マンション |
解約金を支払うのは、契約更新月以外に解約したときです。
契約更新月に解約した場合は、解約金を支払う必要はありません。
解約金だけみるとSo-net光プラスのほうが割高です。
しかし、So-net光(auひかり)のホームタイプは、解約するときに光回線の撤去が義務付けられています。
それに伴い、回線撤去費が31,680円かかります。
契約更新月以外に解約すると、解約金と回線撤去費が発生するため、解約の際に支払うお金の総額は43,800円とかなり高額です。
解約の際の出費を減らしたい場合は、契約更新月に解約するようにしましょう。
So-net光(auひかり)とSo-net光プラスの契約更新月の数え方を下の図で紹介するので、参考にしてみてください。

【6】2つのSo-net光の提供エリアの違い
So-net光(auひかり)は、全国の幅広いエリアで使える光回線ですが、次の地域は提供エリア外となっています。
■So-net光(auひかり)が使えないエリア
(戸建てのみ提供エリア外)
- 関西地方:大阪府、京都府、兵庫県、奈良県、滋賀県、和歌山県、福井県
- 東海地方:愛知県、岐阜県、静岡県、三重県
(戸建て・マンション両方が提供エリア外)
- 沖縄県
これらの地域が提供エリア外となっている理由は、KDDI系列の光回線であるコミュファ光、eo光、auひかりちゅらとの競合を避けるためです。
詳しくは、auひかりの提供エリア検索から調べてみてください。
一方、So-net光プラスは、NTTのフレッツ光の通信網を使っているため、対応エリアは全国の47都道府県です。
2017年11月の時点でフレッツ光のエリアカバー率は、NTT東日本が99%、NTT西日本が93%。
2021年4月現在では、So-net光プラスが使えないエリアは、全国でもごく一部と考えてよいでしょう。
So-net光プラスが自分の住む地域で使えるか調べるときは、NTTの下記サイトにアクセスしてみてください。
提供エリアの広さを見たら、全国各地で使えるSo-net光プラスのほうが優位といえますね。
So-net光(auひかり)には5G・10Gの超高速インターネットがある

実は、So-net光(auひかり)のホームタイプには、一部のエリアで5Gbpsと10Gbpsの超高速インターネットが利用できる料金プランがあります。
2021年4月時点では、5Gbpsと10Gbpsの料金プランはマンションタイプにはありません。
対応エリア、速度、料金を詳しく調べてみました。
対応エリア
5ギガと10ギガの超高速インターネットが使えるのは、次の都道府県の一部エリアです。
■5ギガ・10ギガプランの提供エリア
- 東京都
- 神奈川県
- 埼玉県
- 千葉県
この4つの都道府県の全エリアで利用できるわけではありません。
5ギガ、10ギガプランに興味のある人は、申し込みの前に提供エリア検索で必ず調べるようにしましょう。
回線速度
速度は以下のようになっています。
プラン |
下り最大速度 |
上り最大速度 |
---|---|---|
5ギガ |
5Gbps |
5Gbps |
10ギガ |
10Gbps |
10Gbps |
最大速度はあくまでも技術上の速度であって、自宅で使ったときに必ず5Gbps、10Gbpsの速度が出るわけではありません。
しかし、もともとの最大速度が速いので、1Gbpsの通常プランと比べたら、快適なインターネットが楽しめるでしょう。
料金プラン
通常のホームタイプの月額料金に追加料金を支払う形になります。
- 5ギガ:月額500円
- 10ギガ:月額1,280円
すっとギガ得プランを選ぶと、5ギガプランは3年間無料となり、10ギガプランは3年間780円とお得な値段で利用できます。
さらにauスマートバリューが適用されると、5ギガプランは3年目以降もずっと無料です。
ずっとギガ得プランを選び、auスマートバリューが適用されたときの月額料金が表にまとめてみました。
料金プラン |
月額料金 |
---|---|
5ギガプラン |
3,798円 |
10ギガプラン |
4,280円 |
5ギガプランは割引が適用されるので、契約期間中の月額料金はもっとギガ得プランと変わりません。
10ギガプランでも、月額料金が4,280円なので他社光回線と比べたらお得な値段で利用できます。
東京、神奈川、千葉、埼玉在住の戸建て住まいで、速度にこだわりたい人は、お得な値段で超高速インターネットが使えるSo-net光(auひかり)を選んでみるとよいでしょう。
結論:2つを比較した結果おすすめなのはどっち?

So-net光(auひかり)とSo-net光プラスをさまざまな角度で比較した結果、どっちがおすすめなのか最後にお伝えします。
■So-net光(auひかり)がおすすめな人
キャンペーンの月額料金の割引額が大きくて、速度が速いので下記条件に当てはまる人におすすめです。
- インターネットをとにかく安く使いたい
- 電話代を安くしたい
- インターネット選びは速度が重視
- フレッツ光以外の他社光回線やモバイル回線から乗り換えたい
■So-net光プラスがおすすめな人
一方、So-net光プラスは、フレッツ光の回線網を使っていて対応エリアが広いので、下記条件に当てはまる人におすすめできます。
- フレッツ光や他社光コラボを使っていて工事の手間を省きたい
- auひかりの提供エリア外に住んでいる
So-net光(auひかり)とSo-net光プラスは、どちらもSo-netのサービスでauスマートバリューが適用されます。
auスマホを持つ人には、お得な光回線です。
それぞれの特徴を理解したうえで、自分にぴったりな光回線を選ぶようにしましょう。
![]() |
![]() |




