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フレッツ光の10G【フレッツ光クロス】を全解説!料金や注意点は!?

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フレッツ光クロス

今回はフレッツ光の10Gサービス「フレッツ光クロス」のサービス概要や提供エリアについて解説します。

フレッツ光クロスは、2020年4月から始まる概ね10Gbpsの光回線です。

auひかりやNURO光が先に10Gサービスを展開しているので、「この時を待っていた」という方も多いのではないでしょうか。

このページでフレッツ光クロスがどんなサービスなのか参考になれば幸いです。

フレッツ光クロス提供の背景とは?

フレッツ光クロス提供の経緯

これまでNTTが提供するフレッツ光、光コラボを含め最大速度は1Gbpsでした。

しかし、近年では4K・8K映像といった映像コンテンツの高品質化や、VRなどの技術を用いたオンランゲームの普及など、大容量のデータ通信を必要とするサービスが増加しています。

また、5Gの登場によるモバイル通信の高速化に加え、Wi-Fi6の登場による家庭内無線LAN環境の高速化も見込まれます。

そのため、より高速な光サービスのニーズの高まりが予想されることから、フレッツ光クロスの提供がスタートするのです。

フレッツ光クロスのサービス概要と月額料金

フレッツ光クロスの詳細

早速フレッツ光クロスがどんなサービスなのかチェックしていきましょう。

まず簡単に、フレッツ光クロスの最低限知っておきたい内容をまとめると次の通りです。

■フレッツ光クロス概要

月額料金

月額6,300円

通信速度

最大概ね10Gbps

プロバイダ接続方式

IPoE方式

レンタルルーター

月額500円

詳細

フレッツ光公式サイト

フレッツ光クロスのサービス内容

フレッツ光クロスは、上り・下り共に最大概ね10Gbpsの超高速光回線です。

通常のフレッツ光が最大概ね1Gbpsなので、理論上は10倍速くなると言うことですね。

また、auひかりやNURO光の10Gbpsサービスと同様に、フレッツ光クロスを契約すると屋内に直接光ファイバーを引込むことになります。

そのため、基本的には戸建向けのサービスと見ていいでしょう。

ただ、フレッツ光ではマンションの低階層やアパートなら、戸建向けの光回線を引き込んで利用できました。

マンションオーナーに許可をもらう必要はありますが、フレッツ光クロスも同じ条件で利用できると見て良さそうですね。

最大速度の「概ね10Gbps」は出せない?

フレッツ光クロスは、仕様上「最大概ね10Gbps」となっています。

しかし、実際に利用する際の実効速度で10Gbpsは出せないと見た方がいいでしょう。

この理由はフレッツ光公式のニュースリリースに掲載されています。

本技術規格においては、通信品質確保等に必要なデータが付与されるため、実際の通信速度の最大値は、技術規格上の最大値より十数%程度低下します。

参考:「フレッツ 光クロス」の提供開始について

つまり、フレッツ光クロスの実効速度は8Gbps〜9Gbpsになると言うことですね。

とはいえ、他社の最大10Gbpsの光回線でも実効速度が5Gbps前後が多くなっています。

他社光回線の10Gbpsサービス同様、フレッツ光クロスでも通信速度の高い数値が期待できそうです。

プロバイダによって対応が異なる

フレッツ光クロスは、サービス開始時点でプロバイダの接続方式が「IPoE方式」のみになっています。

プロバイダによっては、「PPPoE方式」しか対応していない可能性もあるので注意しましょう。

(参考)IPoE方式対応の主要プロバイダ

  • BIGLOBE
  • @nifty
  • So-net
  • Yahoo! BB
  • ぷらら

上記以外もIPoE方式に対応したプロバイダはありますが、フレッツ光で利用中のプロバイダをフレッツ光クロスで利用したいなら、対応状況はしっかりチェックしましょう。

参考:IPv6 IPoE対応プロバイダ | フレッツ 光ネクスト | フレッツ光公式

なお、フレッツ光クロスのニュースリリースによると、準備が整い次第PPPoE方式にも対応するとのことです。

ただ、PPPoE方式はそもそも通信速度が伸ばしにくい接続方式で、恐らく実効速度が1Gbpsを超えることはないでしょう。

そのため、フレッツ光クロスがPPPoE方式に対応しても、IPoE方式のプロバイダを選んだ方が無難ですね。

フレッツ光クロスのサービス内容まとめ

  • フレッツ光クロスは最大概ね10Gbpsの超高速な光回線
  • 実効速度は最大8Gbps〜9Gbpsが上限になる
  • プロバイダはIPoE方式が必須だが、主要プロバイダならOK

フレッツ光クロスの月額料金

フレッツ光クロスの料金

フレッツ光クロスの月額料金は、NTT東日本・NTT西日本どちらも同じ金額です。

ただ、それぞれ期間限定の月額利用料割引が設定されています。

■フレッツ光クロス月額料金

 

NTT東日本

NTT西日本

月額料金

6,300円

割引

1,200円×30ヶ月

1,100円×24ヶ月

割引後の月額

5,100円

5,200円

割引後の月額料金や割引期間を見ると、NTT東日本の方がお得になっていますね。

なお、この利用料金はあくまでフレッツ光クロスの回線利用料金です。

別途プロバイダ契約が必要になり、上記の金額に加えて月額1,000円前後のプロバイダ利用料金がかかることに注意しましょう。

月額利用料割引について

フレッツ光クロスでは、NTT東日本・NTT西日本それぞれが期間限定の月額利用料割引を実施します。

割引対象となる申込み期間や割引額が異なるので、フレッツ光クロスを契約する際は対象期間内を狙った方がいいでしょう。

■月額利用料割引の期間と割引額

 

NTT東日本

NTT西日本

割引額

1,200円×30ヶ月

1,100円×24ヶ月

申込み期間

2020年3月16日
〜2020年5月31日

2020年3月16日
〜2021年3月31日

適用条件

2020年11月30日までに開通

割引期間の継続利用
※途中解約は違約金10,000円

NTT東日本の場合は、申込み期間が短く11月末までに開通することが条件となります。

一方、NTT西日本は申込み期間が長く、約1年も対象期間です。

その反面、割引が継続する24ヶ月間は途中解約に別途違約金がかかるので注意が必要ですね。

別途プロバイダ費用が必要

プロバイダ

先にお伝えしたフレッツ光クロスの利用料金は、10Gbps対応の光ファイバーの利用料金です。

従来のフレッツ光と同様に、ネットに接続するためには別途プロバイダ契約が必要になることに注意しましょう。

とはいえ、現時点でプロバイダのフレッツ光クロス対応の料金プランはほとんど発表されていません。

ただ、フレッツ光クロスは戸建向けのフレッツ光と同じプロバイダ料金になる可能性大です。

参考までに主要プロバイダの戸建向け月額料金は次の通りです。

■主要プロバイダの月額料金

プロバイダ

月額料金

BIGLOBE

24ヶ月目まで:月額800円
25ヶ月目以降:月額1,000円

@nifty

2年契約:月額1,000円
定期契約なし:月額1,200円

So-net

月額1,000円

Yahoo! BB

プレミアム:月額1,450円
スタンダード:月額1,200円

ぷらら

月額1,100円

どのプロバイダも、月額1,000円前後の料金がかかりますね。

このプロバイダ費用も併せて考えると、フレッツ光クロスは他社の10Gbps光回線より少し高くなります。

■フレッツ光クロスと他社比較

プロバイダ

月額料金

フレッツ光クロス
(So-netの場合)

7,300円
(NTT東日本は30ヶ月間6,100円)
(NTT西日本は24ヶ月間6,200円)

auひかりホーム 10ギガ

5,880円

NURO光 10Gs

5,743円

他の10Gbps対応光回線より料金が高くても、フレッツ光は全国で1番提供エリアの広い光回線です。

フレッツ光クロスはサービス開始時点の提供エリアはまだまだ狭い状況ですが、最終的に全国対応になる可能性が高いと言えるでしょう。

プロバイダ料金も合わせて考えると料金面では少し高めですが、auひかりやNURO光の10Gbpsサービスがエリア外の方にとって、フレッツ光クロスは救世主になるかもしれませんね。

フレッツ光クロスの初期費用

フレッツ光クロスに申込む際は、「契約料」と「工事費」が初期費用としてかかります。

■フレッツ光クロスの初期費用

 

月額料金

契約料

800円

工事費

18,000円
(分割払い:初回3,000円、
2回目以降500円×30回)

フレッツ光クロスの初期費用は、従来のフレッツ光と全く同じです。

工事費は30回の分割払いにもできるので、先の月額利用料割引で実質0円と考えることもできますね。

なお、フレッツ光クロス対応ルーターをレンタルして設定を依頼する場合や、土日祝日を工事日に指定する場合には追加料金が発生します。

■追加工事費用

 

月額料金

土日祝日工事

3,000円

機器設定基本工事費

4,500円
※開通工事と同時なら無料

機器設置費

1,500円

機器設定費

1,000円

特に土日祝日指定の追加工事費はもったいないですよね。

フレッツ光クロスの工事は立会い必須ですが、家族の立会いでもOKなので極力平日に工事予約をした方がいいでしょう。

また、フレッツ光クロス対応ルーターをレンタルする場合、機器設置や設定もNTTに依頼できます。

ただし、フレッツ光クロス開通工事と別に設置を依頼すると基本工事費がかかってしまいます。

レンタルルーターを設置・設定してもらう場合は、開通工事と同時に作業してもらえるようにまとめて申し込んだ方がいいですね。

フレッツ光クロスの対応オプション

フレッツ光クロスでは、従来のフレッツ光とほとんど同じオプションサービスが利用できます。

とはいえ、全てのオプションが利用できるわけではありません。

■オプションサービスの対応状況

 

NTT東日本

NTT西日本

ひかり電話

×

×

フレッツテレビ

24時間出張修理オプション

リモートサポート

セットアップサービス

なおせーる

-

オフィスまるごとサポート

-

フレッツv6オプション

標準対応※

フレッツ・VPNワイド

×

×

フレッツ・VPPNプライオ

×

×

※ネームサービスは利用不可

特に、利用者の多い「ひかり電話」が利用できないことは注意が必要ですね。

フレッツ光クロスとフレッツ光ネクストの料金比較

ここまでフレッツ光クロスの月額料金や初期費用を見てきたので、通常のフレッツ光との利用料金の違いを比較しておきましょう。

フレッツ光クロスはサービス開始からしばらくは月額利用料割引があり、割引が効いている間の差額は1,000円未満になります。

■月額料金と初期費用の比較

 

東日本

西日本

フレッツ光クロス

5,100円

5,200円

フレッツ光

4,500円

4,300円

差額

600円

900円

割引込みで比較すると、従来のフレッツ光の利用料金に少し足すだけでフレッツ光クロスが使えるということがわかりますね。

フレッツ光クロスの料金まとめ

  • 東日本も西日本も月額6,300円
  • サービス開始初期は、月額利用料割引がある
  • 別途プロバイダ料金が必要
  • 多くのオプションが対応しているが、ひかり電話非対応なので注意
  • 通常のフレッツ光との差額は600円〜900円

フレッツ光クロスの提供エリア

フレッツ光クロスのエリア

フレッツ光クロスは、サービス開始時点で次の地域が提供エリアになります。

フレッツ光クロス提供エリア

  • 東日本:東京都23区の一部(足立区、杉並区、江戸川区、練馬区、世田谷区、葛飾区、大田区、板橋区)
  • 西日本:大阪市、名古屋市

サービス開始時点の提供エリアを見るとかなり狭いという印象ですね。

ただ、フレッツ光は日本で1番エリアの広い光回線なので、フレッツ光クロスの提供エリアも今後の拡大に十分に期待できるでしょう。

なお、提供エリアになっている地域であっても、物件の状況や周囲の電柱の配置等の環境によってはエリア外になる場合もあります。

提供エリアの地域にお住いの方も、申込み前に提供エリアのチェックはしておいた方がいいでしょう。

フレッツ光クロスの受付開始日・提供開始日について

フレッツ光クロスの提供開始時期

フレッツ光クロスの受付開始・提供開始時期は、提供エリアによって異なります。

■受付・提供開始時期

エリア

受付開始

提供開始

東京23区

2020年3月16日

2020年4月1日

大阪市

名古屋市

2020年5月11日

2020年6月1日

東京23区と大阪市が先に受付と提供が開始され、名古屋市は2ヶ月遅れてのスタートですね。

また、フレッツ光クロスと従来のフレッツ光が同じ工事日程になると仮定すると、フレッツ光クロスの申込みから開通工事まで基本的に2週間かかります。

加えて3月は引越しで工事が混み合うため、なかなか工事予約が取れないこともままあります。

このことから、東京23区と大阪市で提供開始日からフレッツ光クロスを利用したい方は、受付開始日に申込んだ方がいいかもしれませんね。

フレッツ光クロスの申込み方法

フレッツ光クロスの申込み方法

フレッツ光クロスの申込み・問い合わせは、NTT東西のWebサイトや電話で行います。

■フレッツ光クロスの申込み・問い合わせ窓口

Webサイト

NTT東日本フレッツ公式サイト

NTT西日本フレッツ公式サイト

電話

0120-116-116
営業時間:9:00〜17:00

現時点ではフレッツ光公式サイトでは、フレッツ光クロスに関する情報はニュースリリース以外はほぼ公開されていません。

おそらく受付開始となる2020年3月16日には、サポート情報含めて開示されるでしょう。

それまでの間に不明点や質問がある方は、電話窓口を利用した方がいいですね。

また、フレッツ光クロスの申込み方法は、従来のフレッツ光と同じようになると考えられます。

フレッツ光の申し込みの流れ(Webサイト申込み)

  1. フレッツ光公式サイトにアクセス
  2. 郵便番号 or 住所から提供エリアを確認
  3. プロバイダの選択やルーターレンタル等の選択
  4. 個人情報や支払い方法を入力して申込み
  5. メール・電話で工事日の予約
  6. 工事に立合って開通

光コラボも10Gbpsに対応の可能性が高い

光コラボも10Gbps対応の可能性大

フレッツ光クロスの提供開始に伴い、光コラボも10Gbpsが利用できるようになる可能性があります。

NTTのニュースリリースでも、フレッツ光クロスが光コラボ対象回線であることは明示されていますね。

なお、本サービスは光コラボレーションモデルの対象サービスです。
光コラボレーションモデルをご利用される場合は、光コラボレーション事業者さまへお問い合わせ、お申し込みをお願いいたします。

参考:「フレッツ 光クロス」の提供開始について

特にドコモ光やソフトバンク光など、契約者数の多い事業者は早い段階で対応するのではないでしょうか。

ただし、光コラボは各事業者毎に独自の料金体系やサービスを展開するので、フレッツ光クロスと同時にサービス開始されるかはわかりません。

恐らく光コラボの10Gbps対応の情報開示は、フレッツ光クロスの受付が開始される2020年3月以降になるでしょう。

フレッツ光クロスではなく、光コラボで10Gbps対応を待っている方は新しい情報が出るまでもう少し待ちましょうね。

フレッツ光クロスを利用する際の注意点

フレッツ裏クロスの注意点

最後に、フレッツ光クロスを利用する際に注意したいポイントを確認します。

特に10Gbpsの高速回線を活かすには、家の中の環境やパソコン等のデバイスの対応が必要になることに十分注意したいですね。

フレッツ光クロスの注意点

  • 10Gbps対応のLANポートが必要
  • 複数の有線接続にはスイッチングハブが必要になる
  • Wi-FiルーターはWi-Fi6に対応したものが必要

10Gbps対応のLANポートが必要

フレッツ光クロスの「最大概ね10Gbps」をパソコンでフル活用するには、パソコンのLANポートも10Gbpsに対応している必要があります

10Gbps LANポートに対応するには

  • 元々10Gbps対応のパソコンを用意する
  • LANカードで10Gbps対応LANポートを増やす
  • Thunderbolt 3と10Gbps LANポート変換アダプタを利用する

自作PCをはじめとしたセパレート型のデスクトップPCは、10Gbps対応のLANカードを導入するだけで対応できます。

増設する聞きに迷ったら、ASUSのネットワ​​ークアダプタ「XG-C100C」、比較的安くメーカーとしても安心して導入できますね。

一方、iMac等の一体型デスクトップPCやノートPCは、基本的にLANポートの増設・交換ができません。

標準で搭載されているLANポートは1Gbpsまでの対応となるので、有線接続でも10Gbpsが活かせないので注意しましょう。

ただ、Thunderbolt 3(USB 3.1 Gen2)に対応したUSBポートを持つパソコンなら、変換アダプターを噛ませて10Gbps対応させられます。

販売されている製品の種類は多くはありませんが、ソネットテクノロジーズの変換アダプターが比較的高評価なので安心して使えるでしょう。

上記のいずれの方法でも対応できない場合、パソコンでは最大1Gbpsで利用することになります。

フレッツ光クロスを契約する前に、利用するパソコンで10Gbpsに対応できるかしっかりチェックしておいてくださいね。

LANケーブルも10Gbps対応が必要

LANポートと同様に、ONUやパソコンを接続するLANケーブルも10Gbps対応が必要になるので注意しましょう。

■LANケーブルのカテゴリーと通信速度

カテゴリー

通信速度

伝送帯域

カテゴリー7

最大10Gbps

600MHz

カテゴリー6A

最大10Gbps

500MHz

カテゴリー6

最大1Gbps

250MHz

カテゴリー5e

最大1Gbps

100MHz

カテゴリー5

最大100Mbps

100MHz

LANポートを10Gbps対応させても、LANケーブルが1Gbps対応では意味がありませんよね。

特に今利用しているLANケーブルを安さ重視で購入した方は、カテゴリー6以下のLANケーブルを利用している可能性大です。

フレッツ光クロスを契約する際は、利用しているLANケーブルが10Gbps対応かしっかりチェックしておきましょう!

なお、カテゴリー7でコスパが比較的高いのは、ELECOM製のLANケーブルです。

3mで1,000円前後、10mで3,000円弱で購入できるので、LANケーブルを買い換えるならぜひチェックしてみてくださいね。

複数の有線接続にはスイッチングハブが必要になる

フレッツ光クロスで複数のパソコンを有線接続する際、10Gbpsに対応したスイッチングハブが必要になります。

これは、フレッツ光クロスで提供されるONUのLANポートが1つしか無いためですね。

Wi-Fiルーターを利用する場合でも、10Gbps LANポート×1・1Gbps LANポート×3の構成が多くなるため、やはりスイッチングハブが必要になります。

10Gbps対応のスイッチングハブは少し高額なので、複数のパソコンを有線接続する予定の方はフレッツ光クロスを申込む前に利用するハブを調べておいた方がいいですね。

参考までに、主要メーカーでおすすめの10Gbps対応スイッチングハブは次の2モデルです。

■おすすめスイッチングハブ

メーカー

型番

価格

Buffalo

LXW-10G2/2G4

27,800円

ELECOM

EHB-UT2A04F

35,225円

Wi-FiルーターはWi-Fi6に対応したものが必要

フレッツ光クロスとパソコンやスマホをWi-Fi接続する際に、通信速度を十分に発揮するには「Wi-Fi6」に対応したWi-Fiルーターが必要です。

Wi-Fi6とは、1番新しいWi-Fi規格「IEEE802.11ax」の新しい呼び名です。

以前からある「IEEE802.11」という規格名では、どの規格が新しくて速いのかが分かりにくいですよね。

そのため、誰が見ても分かりやすくするために、バージョンを数字で表した「Wi-Fi6」という呼び名が決められました。

■Wi-Fi規格と通信速度

Wi-Fi規格

呼び名

理論上の最高速度

IEEE 802.11a

-

54Mbps

IEEE 802.11b

-

11Mbps

IEEE 802.11g

-

54Mbps

IEEE 802.11n

Wi-Fi4

600Mbps

IEEE 802.11ac

Wi-Fi5

6.9Gbps

IEEE 802.11ax

Wi-Fi6

9.6Gbps

こうしてWi-Fi規格を比較すると、Wi-Fi5でも通信速度は十分出るように感じてしまいます。

しかし、上記の表中の速度は、あくまで「理論上の最高速度」であって、実際に販売されているWi-Fiルーターの速度は1Gbps以下です。

つまり、Wi-Fi6対応のWi-Fiルーターでないと、フレッツ光クロスの通信速度を活かせないということですね。

ONUと接続するポートの対応速度にも注意!

Wi-Fi6対応のWi-Fiルーターであっても、製品によっては有線ポートが全て1Gbpsまでの対応のモデルもあるので注意しましょう。

ONUと接続するポート名はメーカーによって異なりますが、主要メーカーでの表記は次の通りです。

ONU接続ポートの名称

  • INTERNETポート
  • WANインターフェイス
  • WANポート

Wi-Fi6対応ルーターを購入する際は、この表記を参考にONU接続ポートの速度を必ずチェックしてくださいね。

参考までに、主要メーカーのWi-Fi6対応ルーターを紹介します。

■フレッツ光クロス対応Wi-Fiルーター

メーカー

型番

最大速度

価格

Buffalo

WXR-5950AX12

4.8Gbps

31,700円

NEC

Aterm WX6000HP

4.8Gbps

37,778円

月額500円でフレッツ光クロス対応ルーターがレンタル可能

フレッツ光クロスでは、オプションサービスとしてWi-Fi6対応ルーターのレンタルを行っています。

■レンタルルーターのスペック

月額料金

500円

WANポート

10Gbps対応

最大速度

2.4Gbps

詳細な仕様はまだ公開されていませんが、WANポートとLANポート1つが10Gbps対応、残り3つのLANポートが1Gbps対応となっていると予想されます。

Wi-Fiの速度も最大2.4Gbpsと、先に紹介したBuffaloやNECの市販モデルより遅いですね。

とはいえ、月額500円だけでレンタルできるので、コスパで考えると市販モデルを買うよりいいでしょう。

購入かレンタルか迷ったら

  • 速度要視 → BuffaloのWXR-5950AX12を購入
  • コスパ重視 → NTTからフレッツ光クロス対応ルーターをレンタル

フレッツ光クロスのサービス内容まとめ

今回は2020年4月から提供開始される「フレッツ光クロス」のサービス内容や月額料金について解説しました。

フレッツ光クロスの概要まとめ

  • 通信速度は最大概ね10Gbps
  • 月額6,300円
  • 東日本エリアは1,200円×30ヶ月の割引
  • 西日本エリアは1,100円×24ヶ月の割引
  • 受付開始:2020年3月16日
  • 提供開始:2020年4月1日
  • 提供エリアは東京23区、大阪市、名古屋市の各一部地域
  • 光コラボにも10Gbpsが提供される

サービス開始時の提供エリアは限られた地域のみですが、フレッツ光が1番エリアが広いため、今後のエリア拡大に大いに期待できますね。

光コラボにも10Gbpsが卸されるため、スマホと光セットの割引を利用している方にも恩恵があるでしょう。

また、フレッツ光クロスの最大10Gbpsの通信速度を活かすためには、利用環境もしっかり整える必要がありましたね。

フレッツ光クロスの注意点まとめ

  • 10Gbps対応のLANポートが必要
  • 複数の有線接続にはスイッチングハブが必要
  • Wi-FiルーターはWi-Fi6に対応したものが必要

フレッツ光や光コラボの速度をもっとあげたい方。

あるいは、auひかりホーム10ギガやNURO光 10Gsが引けなかった方は、今回の解説を参考に、フレッツ光クロスもぜひ検討してみてくださいね!

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