ADSL回線はデメリットだらけ?光回線に乗り換えて快適にネットを使う
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ADSL回線というのは電話回線を使ってインターネットと接続するサービスのことです。
1999年にサービスの提供が開始し、2001年にYahoo!BBがサービスを開始して一気に契約者数が増えました。
駅前で無料のADSLモデムが配布されたことは、まだ記憶に新しいでしょう。
しかし、光回線を使ったインターネットの台頭により、現在ではADSL回線を使ってインターネット接続をしている人は、かなり減少しました。
このページでは、なぜADSL回線よりも光回線のほうが使う人が多いのか、ADSLのデメリットを解説します。
ADSL最大のデメリットはサービスが終了すること

まずはじめに、ADSLのサービスは2024年をもって完全に終了します。
現在までADSL回線を利用している人は、インターネットを使い続けるためには、光回線などに乗り換える必要があります。
サービス名 | 新規受付 | サービス提供 |
---|---|---|
フレッツ・ADSL | 終了 ※フレッツ光の提供エリア外は、新規受付もする |
2023年1月に終了 ※フレッツ光の提供エリア外は、サービス継続 |
Yahoo!BB ADSL | 終了 | 2024年3月末に完全終了 ※2020年3月以降、順次終了 |
アッカ | 終了 | 終了 |
すでに新規受付はされていないサービスだということです。
NTT東西が運営するフレッツ・ADSLだけは、一部地域で新規受付も継続しています。
■新規申し込み受付終了に関するご案内
2016年6月30日(木)をもって「フレッツ光」の提供エリアにおいて、「フレッツ・ADSL」の新規申し込み受付を終了いたしました。
ただし、2016年7月1日(金)以降に「フレッツ光」を提供するエリアにおいては提供開始年度の翌年度まで、2021年4月1日(木)以降に「フレッツ光」を提供するエリアについてはサービス提供終了まで、新規申し込みを受付いたします。
出典(NTT東日本:フレッツ・ADSL サービス内容)
ただし、フレッツ光の光回線網は日本の90%以上をカバーしているため、ほとんどすべての地域でADSLの新規受付は終了していると思ったほうが良いでしょう。

ADSLとは?仕組みからわかるデメリット

ADSLというのは、基本的にNTTが提供している一般加入電話の電話回線(メタル回線)を使ってインターネット接続するサービスです。
電話で使われない周波数帯を利用して、インターネット通信を行う技術で、固定の電話回線がある家であれば導入が簡単なことがメリットでした。

ADSLが登場する前にも、電話回線を利用したダイヤル・アップというインターネットの通信方法がありましたが、これは電話で使っているのと同じ周波数帯を利用した技術です。
そのため、インターネットを利用しているときは電話が使えませんでした。
しかもインターネットを使えば使うほどに、通話料として月額料金が増えていく仕組みです。
ADSLは、電話とインターネットを別々の周波数帯で使えるために、同時の利用もでき、なおかつ月額利用料も定額にできました。
ただし、以下のようなデメリットがあります。
- 電話回線が外部に影響されやすい
- 基地局からの距離で通信速度に差が出る
- 最大でも50Mbpsの回線速度しか出ない
月額料金はプランによっては光回線よりも安く抑えることができたのですが、なにぶん速度が遅く、安定しない傾向にあります。
デメリット1 ADSL回線は外部の影響を受けやすい
ADSLで使われる電話回線(メタル回線)は、外部からのノイズを受けやすい弱点があります。
ノイズというのは、簡単に言えば、通信を阻害する信号のことです。
光回線も含めて、通信回線はすべてこのノイズの影響を少なからず受けるのですが、電話回線は光回線と比べるとノイズに弱い傾向があります。
後述するデメリット2とも関係するのですが、利用している電話回線が長くなればなるほどに、ノイズの影響を受ける量が多くなるわけです。
また、ちょっとした回線の破損や、周波数帯が同じ電気機器がちかくあった場合でも、信号は阻害されてしまいます。
ADSLの設備は年々老朽化をしており、ケーブルの損傷でトラブルが起きやすくなっているため、さらにノイズのリスクは大きいと言えるでしょう。
デメリット2 基地局からの距離で速度が変わる
ADSLのデメリットとしてよくあげられるのが、基地局からの距離による速度低下です。
NTTの基地局からの距離による信号の損失を数値化した伝送損失が大きく影響しており、この伝送損失が高くなるほどADSLの通信速度は低下します。
ADSLの速度は、プランによって下りの最大速度が1Mbps~50Mbpsまで幅があります。
しかし、伝送損失が大きい地域では、最大速度が大きいプランを契約しても速度の低下が激しいため、最大速度の低いプランと同レベルの速度しか楽しめません。

もちろん、最大速度が大きいプランは月額料金も高くなるため、『安いプランと変わらない実行速度なのに、料金は高い…』といった不平等さが大きなデメリットとなっていました。
一方、光回線は距離やノイズの影響を受けにくい特徴があり、比較的安定して速い通信速度を保つことが可能です。
デメリット3 回線速度が光回線と比べて遅い
ADSLのデメリット2でも説明したように、ADSLはプランによっては最大速度が50Mbpsです。
ただし、ADSLは下りと上りで速度が違います。
下りの最大速度が50Mbpsだった場合でも、上りの最大速度は3Mbpsないし、12Mbpsが限界です。
すでに説明したように電話回線は、基地局からの距離や、その他さまざまな要因で速度が低下します。
最大速度と実際の速度には、大きな差があると言えるでしょう。
近年では、動画をアップロードする人なども増えてきているため、下りだけでなく、上りの速度も求められています。
光回線であれば、一般的なプランで上りも下りも共通して最大1Gbpsで、速度の低下もADSLほどではありません。
あらゆる用途でインターネットを使いやすいのは光回線だと言えます。
光回線(光ファイバーケーブル)の特徴と利点

ここまで、ADSLのデメリットについて解説してきました。
では、ADSLの後継とも言える光回線の特徴と利点はなんでしょうか。
すでに前述もしていますが、まとめると以下のような利点が光回線にはあります。
- 外部のノイズの影響を受けにくい
- 基地局からの距離に影響されない
- 最大速度が1Gbps~
もちろん、別記事「auひかりのデメリット総まとめ!」でも解説しているように、光回線にもデメリットは存在します。
しかしADSLと比べると、メリットはかなり多いと言えるでしょう。
もっとも大きな違いとしては、やはり速度が速く、安定する傾向にあるということです。
現在では、最大1Gbpsだけでなく、最大10Gbpsの光回線サービスなども提供が開始されています。
もしも、いま現在ADSLをお使いの方は、サービスが終了する直前に慌てて乗り換えをして失敗しないためにも、余裕をもって乗り換え先を検討するようにしてください。

ADSLの乗り換え先としてオススメなのは?

では、いま現在ADSLのインターネットサービスを利用している人は、どの光回線に乗り換えをするのが良いのでしょうか。
オススメの選び方としては、利用中の携帯電話のキャリアに合わせた光回線です。
多くの光回線は、スマホとのセット割引を実施していて、例えばauひかりとauスマホとのセット割である「auスマートバリュー」が適用されれば、月額最大1,000円も安くなります。
携帯電話のキャリア | オススメ光回線 | 詳細 |
---|---|---|
docomo | ドコモ光 | 詳細 |
au | auひかり | 詳細 |
SoftBank | NURO光/ソフトバンク光 | 詳細 |
注意が必要なのは、申し込み先の窓口の選び方です。
ADSLサービスが終了することを利用して、訪問営業や電話営業をかけてくる光回線の代理店は多いようですが、あまりオススメはできません。
訪問や電話をしている代理店は、それだけ人件費がかかっているため、申し込み時に本来受けられるはずのキャッシュバックなどの特典があまり期待できないと言えるでしょう。
ADSLから光回線への乗り換えをするときは、web上から申し込みをするようにしてください。
ドコモ光はドコモスマホとのセット割がお得!
フレッツ光の光回線網を利用した光コラボというサービスがあります。
使っている回線はフレッツ光とは同じですが、各社独自の月額料金や割引などを実施してユーザーの獲得を競っていると言えるでしょう。
ドコモ光も、そんな光コラボ業者のひとつで、もっとも大きな特徴としてはドコモスマホとのセット割が適用される点です。

ドコモ光とドコモスマホを一緒に契約していることで、スマホの料金が月額で最大1,000円も安くなります。
もしもお使いのスマホがドコモのものであれば、検討してみても良いでしょう。
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auひかりとauスマホで月額最大1,000円の割引!
もしも、auスマホをお持ちであれば、光回線はauひかりをオススメします。
auひかりは、フレッツ光の回線網とは別に独自の光回線網を所有しているサービスで、速度もフレッツ光や光コラボに比べて速く、安定している傾向にあるのが特徴です。
なによりも、auスマホとのセット割であるauスマートバリューが適用されるため、ネットやスマホにかかる月額料金をかなり抑えることができます。

auスマートバリューの詳細については、別記事「auスマートバリューとは?」で詳しく解説していますので参考にしてください。
また、auひかりは高額なキャッシュバック特典が受けられることでも人気のある光回線です。
このページでオススメしている代理店は、 NNコミュニケーションズ
であれば、ネットの申し込みだけで最大45,000円、光電話とセットで申し込みをすれば最大52,000円のキャッシュバックを受け取れます。
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ソフトバンクスマホユーザーならまずNURO光
現在、CMなどで注目を集めているのがNURO光です。
通常のプランで最大速度2Gbpsを誇り、その通信速度には定評があります。
また月額料金も5,200円で、他社よりも高速な回線を提供しているのにかなり安いと言えるでしょう。

また、ソフトバンクスマホとのセット割であるおうち割が適用されるのもうれしい特徴です。
現在、Yahoo!BB ADSLを利用している人は、おそらくですがソフトバンク光への乗り換えをすすめられているかもしれませんが、一度NURO光を検討してみてください。
提供エリアが、まだまだ限定的なのですべての人が使わるわけではないのですが、せっかくADSLから乗り換えるのであれば、光回線の高速通信を存分に実感できる回線を選びましょう。
NURO光の提供エリア
- 北海道…石狩市、恵庭市、江別市、小樽市、札幌市、千歳市
- 関東…茨城県、群馬県、千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県、栃木県
- 東海…愛知県、静岡県、岐阜県、三重県
- 関西…大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県
- 中国…広島、岡山
- 九州…福岡県、佐賀県の一部
NURO光の提供エリア検索は、 公式ホームページ
からできます。
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NURO光の提供エリア外ならソフトバンク光
もしもソフトバンクスマホを持っているけど、NURO光の提供エリア外だった場合は、ソフトバンク光を検討しましょう。
ソフトバンク光はドコモ光と同様に、フレッツ光の光回線網を使った光コラボです。
また、Yahoo!BB ADSLの乗り換え先としてオススメされています。
ただし、乗り換えをすすめる案内の通りにソフトバンク光を契約してしまうと、本来だった受けられたはずの特典を受けられないかもしれません。
場合によっては、一度Yahoo!BB ADSLを解約して、新たにソフトバンク光と契約したほうがお得なことがありますので、しっかりと確認をするようにしましょう。
もし申し込む窓口に迷ったら、オプション不要で最大63,400円が還元される 代理店STORY
などの優良窓口がおすすめです。
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ソフトバンクにはお得なキャンペーンを実施している代理店が多数あります。 しかし、そのなかで10万を超えるような高額すぎるキャンペーンを宣伝している窓口には注意してください。 代理店によっては、目を疑うような高額還元を宣伝していても、実際には厳しいキャンペーン条件を設けており、結果的に損をしたり、トラブルの原因になってしまうことも少なくありません。 ■代理店とのトラブルの例
代理店を経由して申込む場合は特典の豪華さ以上に、キャンペーンの条件が重要なポイントになります。 ソフトバンク光の代理店のなかで、ハードルの低い条件にも関わらず高額なキャッシュバックが受取れることで人気を得ているのが STORY
STORYでは基本キャッシュバックとして37,000円が受け取れます。 これに加え、新規申込みの場合は初期工事費(※26,400円)をすべて還元するキャンペーンも対象となるので総額63,400円もの還元となります。 なお、STORYは悪質な窓口にありがちな面倒なキャンペーン条件もありません。 キャッシュバックに関する手続きも、ソフトバンク光開通後にSTORYカスタマーセンターへ連絡のうえ、振込み先口座を伝えるだけなので、細かい手続きが苦手な方にも安心です。 手続き後、最短2ヶ月後にキャッシュバックが受け取れるので、『早めに特典が欲しい!』といった方にもピッタリでしょう。 |

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