auひかりの工事前に準備しておくべき事は?配線や機器設置のトラブル回避法
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auひかりの開通工事を前にして、「準備ってなにか必要?」という心配をする方は多いと思います。
auひかりの工事は基本的に面倒な準備はそれほど要りませんが、それでも何点かやっておくべきことがあります。
代表的なのが、賃貸物件で開通工事を行う際に、大家さんからの工事許可をもらうことです。
auひかりの回線引き込み工事では、外壁への穴あけが発生するケースがあります。
そのため、許可を取らずに開通工事をして外壁への穴あけがあった場合、トラブルに発展する可能性が高いです。
こういったトラブルを避けて、auひかりの工事をスムーズに終わらせたい方は、事前準備をしっかり行いましょう。
また、auひかりの工事内容については、以下の記事で解説しているので参考にしてください。

この記事では、auひかりの開通工事をひかえている方向けに、工事前の事前準備やトラブルの対処法について解説しました。
auひかりの工事前の事前準備・やっておくこと
auひかりの工事は、それほど大掛かりではないものの、外壁への穴あけなど、住宅に手を加える可能性もあります。
トラブルなく工事を終えるためには、以下の事前準備を忘れずに行なってください。
auひかりの工事前の事前準備・やっておくこと
ONUやホームゲートウェイなど機器の設置場所を決めておく
auひかりでは、工事前にONUやホームゲートウェイといったネットワーク機器が送られてきます。


これらの機器を開通工事で設置される光コンセントを接続することで、インターネットが利用可能になります。

光コンセントは、原則、電話線が配線されているモジュラージャック部分に設置されるため、ONUなどの機器も同じ周辺に設置するのが一般的です。
ただし、契約者からどうしてもという希望がある場合のみ、他部分からの入線を検討してもらえる可能性があります。
配線などあまりにも見栄えが悪くなりそうな場合は、他の入線経路を工事業者に相談しましょう。
機器の設置場所は、一度設置すると後から場所を移動させるのに13,200円の移設工事費が発生するため、よく考えて決めてください。
また、設置場所が悪いと、回線の通信速度が落ちたり、ネットワークの安定性に悪影響を及ぼします。
以下に機器の設置場所を考える上での重要なポイントをまとめたので、参考にしてください。
機器の設置場所を考える際の重要なポイント
- Wi-Fiも利用予定がある場合、電波干渉を受けやすい場所は避ける(電子レンジの近くなど)
- ネット接続する場所と機器はなるべく距離が離れないようにする
- 機器とパソコンなど端末の間に障害物(分厚い壁や金属など)がないように設置する
マンションに戸建てタイプ導入の際は大家などの許可が必要
auひかりのマンションタイプに対応した集合住宅では、auひかりの設備が建物自体に導入されています。
設備導入は、マンションの大家や管理会社の意向によって取付けられているため、auひかりのマンションタイプに対応している建物であれば、基本的に大家などに許可を得る必要はありません。
ただ、マンションタイプが対応していないマンションでauひかりを希望する場合、建物自体が3階以下(※関東以外は2階以下)という条件付きでホームタイプの契約が可能です。
マンションにホームタイプを導入する場合は、賃貸や分譲に関わらず事前に大家や管理会社に工事の許可を得る必要があるので注意してください。
また、持ち家ではない賃貸の戸建て住宅にホームタイプを導入する際も同じく工事前に大家や管理会社の許可が必要です。
なお、かなり珍しいケースですが都営・県営といった公営住宅では、auひかりのマンションタイプに対応していても『模様替え申請』という申請書を役所に提出を求められる場合があります。
申請の有無や手続きの流れは自治体によって異なりますが、必要な際はKDDIなど事業者側から連絡が入るので契約者側で事前に確認する必要はありません。
団地などの公営住宅に光回線を導入する場合については、別記事「 団地で光回線を勝手に入れるとヤバい?許可が必要なケースとは?」で詳しく解説していますので参考にしてください。
【マンション】MDF室の鍵を開けてもらう
auひかりのマンションタイプでは、建物外から引き込んだ光ファイバーケーブルを棟内のMDF室などの共用部分に引込んでいます。
そこから各部屋へ配線することで、棟内の全戸でインターネットが使える仕組みです。

マンションタイプの開通工事では、工事業者がこのMDF室内で作業する必要があります。
そのため、作業員が訪問する際にMDF室の鍵が開いていないと、工事が延期となってしまいます。
auひかりの申し込み後、KDDI側から鍵の手配に関する依頼などがあった場合は、事前に、マンションの管理会社や大家さんに連絡して、MDF室の鍵を開けておいてもらいましょう。
また、管理人さんが常駐しているマンションでは、管理人さんがカギを管理しているケースもあります。
この場合でも、開通工事の時間に確実に管理人がいるとは限らないため、事前に話を通しておくと安心です。
なお、事業者側から対応の依頼などが無い場合、契約者側で連絡は不要と考えていいでしょう。
部屋の掃除・貴重品の保管
auひかりとかいう回線工事が来るから部屋掃除しないとやばいんだけど、それ以上に自分部屋見られるのが凄く恥ずかしい…
— なえこ (@sachinko23axn) June 4, 2013
auひかりの開通工事では、作業員の訪問が無い無派遣工事にならない限り、確実に工事業者は宅内に入ります。
マンションタイプでは棟内の設備状況によって無派遣工事になることがありますが、ホームタイプではほぼありません。
そのため、業者の人の目が気になってしまうという方は、部屋の掃除を済ましておきましょう。
また、見栄えだけの問題だけでなく、他人を家にあげるわけなので、貴重品の管理は必ず行っておきましょう。
もしも「回線工事を行った日から貴重品がなくなった」となると、証拠がなくとも工事業者を疑ってしまうかもしれません。
工事業者もこういったトラブルは避けたいはずなので、貴重品はしっかりと保管しておくほうが親切です。
auひかりの工事当日に想定されるトラブルまとめ

auひかりでは、工事当日に極力トラブルを発生させないように、事前調査が行われています。
しかし、それでも配線が当初の希望通りにならなかったり、工事が延期・中止になるケースがあります。
事前に想定されるトラブルを把握しておき、当日に慌てないようにしましょう。
希望の部屋に引き込めない
ONU(光終端装置)の設置場所を決めておくで説明した通り、auひかりでは光回線を引き込む場所の希望を聞いてくれます。
ただし、外の電柱と部屋の位置関係によっては、どうしても希望の部屋に引き込めないことがあります。
そのため、希望が通らないケースも想定して、「別の部屋に引き込む場合はどこがいいのか」も考えておくと良いでしょう。
また、最悪の場合、希望とは全然異なる場所に回線を引き込まれてしまい、特定の場所でネットが不安定になるケースがあります。
この場合、ONUの設置地点とネットが不安定な場所の中間に中継器を設置すると、通信が安定する可能性があります。
中継器は、amazonや電器屋さんなどで3,000円ほどで購入することができます。

穴あけが必要と言われる

auひかりの工事では、稀に回線の引き込みのために外壁に穴あけが必要になるケースがあります。
穴あけが発生する可能性があるのは、ホームタイプかマンションのミニギガタイプです。
そのほかのプランでは、そもそも光回線を電柱から部屋に直接引き込むことがないため、穴あけは発生しません。
ホームタイプやマンションミニギガのプランでも、外壁への穴あけは最後の手段です。
位置関係などから、電話の配管が使えず、さらにエアコンのダクト経由の引き込みも不可能と判断された場合のみ実施されます。
また、穴あけが必要と判断されても、工事業者がこちらへの確認なしで穴あけすることはありません。
持ち家の場合はご自身の判断で穴あけを許可できますが、賃貸の場合は大家や管理会社に許可を取る必要があります。
大家や管理会社から許可が降りなかった場合には、他の光回線でも同じ結果になる可能性が高いでしょう。
この場合、 ソフトバンクエアー
や ドコモ ホームルーター
、 UQ WiMAX
など、工事不要のホームルーターを検討してみましょう。
例外的に工事ができない
auひかりの開通工事では、以下のようなケースで、工事が延期・中止になるケースがあります。
あくまで例外ではありますが、一定の確率で起こりうるので、注意しておきましょう。
天候が悪い
光回線の工事は、積雪や台風など、極端に天気が悪い場合には延期されます。
ただし、通常の雨程度であれば、続行することがほとんどです。
隣人の敷地やベランダに立ち入る必要がある
光回線を引き込むに当たって、隣人の敷地や、隣の部屋のベランダに立ち入る必要が出てくるケースがあります。
この場合、無断で立ち入ることは当然できないため、隣人の許可を取った後に再度工事を実施します。
隣人から許可が降りない場合には、残念ながらauひかりの申し込みはキャンセルとなります。
物理的に引き込み不可
auひかりの開通工事では、基本的にKDDI側で事前調査を実施しています。
そのため、工事の日程調整に進んだ段階で、ある程度引き込みができる見通しが立っています。
それでも、当日の工事業者の判断で、物理的に回線の引き込みが不可能と言われてしまうことがあります。
この場合も、auひかりの申し込みはキャンセルとなってしまいます。
auひかりの工事費は実質無料?

auひかりでは初期費用相当額割引という公式キャンペーンを適用させることで、開通工事費が実質0円になります。
初期費用相当額割引は、工事費の分割払い金額と同額を毎月の料金から差し引いてくれるキャンペーンです。
つまり、開通工事費自体は発生するのですが、初期費用相当額割引により、徐々に相殺されていくのです。
費用と割引 | ホーム | マンション |
---|---|---|
開通工事費 |
一括:41,250円 |
一括:33,000円 |
初期費用相当額割引 |
-571円×60ヶ月 |
-1,304円×24ヶ月 |
ただし、完全に工事費が相殺されるのは、ホームタイプでは60ヶ月後、マンションタイプでは24ヶ月後になります。
途中解約をすると割引は終了し、工事費の分割払い残債が一括請求されるので注意してください。
auひかりの工事費について詳しく知りたい方は以下の記事を参考にしてください。

auひかりを無料でキャンセルできるのは工事前まで
自己都合でauひかりを無料でキャンセルできるのは、工事前までです。
開通工事が済んだあとにauひかりを解約すると違約金や撤去工事が発生します。
そのため、もし「他の回線が良いかも」と思うようなことがあれば、工事前までにauひかりをキャンセルしましょう。
auひかりはKDDIカスタマーセンターからキャンセル可能です。
KDDIカスタマーセンター
電話番号:0077-7777
営業時間:9:00〜20:00
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