ドコモ光、ソフトバンク光とauひかりの違いを徹底比較!乗換えに便利な情報まとめ
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ドコモ光、auひかり、ソフトバンク光は携帯電話の大手キャリアが運営する光回線です。
3社とも人気の光回線だけに「通信速度が1番速いのは?」「スマホとのセット割だけで選んでいいの?」と悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
当記事ではドコモ光、auひかり、ソフトバンク光の主な違いを解説した上で、通信速度、月額料金、スマホとのセット割、キャンペーンを比較しました。
最後に3社の中から最適な光回線を選ぶポイントも解説しているので、光回線選びで迷っている方はぜひご覧ください。
ドコモ光、auひかり、ソフトバンク光の違い
ドコモ光、auひかり、ソフトバンク光の月額料金や通信速度を比較する前に、この3社の大きな違いについて解説します。
対応エリアや乗り換え時の費用などにも影響する大きな違いなので、契約を検討する前にぜひチェックしておきましょう。
ドコモ光・ソフトバンク光はフレッツ光の『光コラボ』

ドコモ光とソフトバンク光は、NTT東日本/西日本が運営するフレッツ光の回線を流用する光コラボレーション(光コラボ)の1つです。
フレッツ光と同じ回線を利用しているため、基本的に対応エリアや回線の品質はフレッツ光や他の光コラボと同じです。
この光コラボにフレッツ光から乗り換える場合は『転用』、他の光コラボから光コラボへ乗り換える場合は『事業者変更』といい、通常の光回線の乗り換えとは違う点がいくつかあります。
■転用/事業者変更のメリット
- 撤去工事・設置工事が不要
- 光電話の電話番号を引き継げる
- 【転用時のみ】いつでもフレッツ光の解約違約金なしで乗り換えられる
転用や事業者変更の場合、乗り換え先でも同じ回線・機器を利用できるため基本的に工事なしで乗り換え可能です。
設置工事費も発生しないため、通常の乗り換えよりも手間と費用の両方を抑えられます。
更に、フレッツ光からドコモ光やソフトバンク光への乗り換える場合、更新月以外のタイミングで乗り換えてもフレッツ光の解約違約金が発生しません。
解約違約金を気にして更新月まで待たなくても、好きなタイミングで乗り換えられるわけですね。
※フレッツ光とは別に契約しているプロバイダを変更する場合、プロバイダの解約違約金が請求される場合はあります。
また、転用や事業者変更の場合でも、窓口によってはキャッシュバックなどのお得なキャンペーンを利用できます。
「手続きや費用の負担が大変そうだから」と乗り換えを断念しているフレッツ光ユーザーの方も、ドコモ光やソフトバンク光への乗り換え(転用)なら手間と費用を節約できます。
【2021年2月】ドコモ光の転用に使えるNo.1キャンペーンが明らかに!
auひかりはKDDIが独自に提供する光回線

KDDIが運営するauひかりは、KDDIが独自に提供してる光回線です。
独自の光ファイバー網を持っているため、ネット回線が混雑する時間帯でも影響を受けにくく、安定した速さに定評があります。
注意点としては、光コラボではないため、フレッツ光や光コラボからauひかりに乗り換える際は、転用/事業者変更扱いにならないという点です。
具体的にはフレッツ光から乗り換える際、ドコモ光やソフトバンク光などの光コラボとauひかりでは次のような違いがあります。
■ドコモ光・ソフトバンク光と比較した時のauひかり乗り換えの注意点
- auひかりの設置工事が必要(※工事費は実質無料)
- 更新月以外のタイミングで乗り換えるとフレッツ光の解約違約金が発生する
- フレッツ光で発番した電話番号は継続できない
- 対象エリアがフレッツ光と違う
auひかりへの乗り換えは工事が必須!工事費は実質無料
フレッツ光や光コラボからauひかりに乗り換える場合、開通工事が必要になります。
特に戸建て向けプランの場合、申し込みから開通工事完了まで1~2ヶ月ほどかかります。
auひかりへ乗り換えを決めたら余裕を持って早めに申し込みましょう。
工事費については、KDDI公式の『初期費用相当額割引』キャンペーンにより実質負担額無料になります。
具体的には、設置工事費の分割払い金と同額分が月額料金から割引されます。
■初期費用相当額割引キャンペーン
- 戸建て:625円×60ヶ月
- マンション:1,250円×24ヶ月
なお、フレッツ光や光コラボでは解約時に撤去工事は不要で、撤去工事を行った場合でも工事費は無料です。
また、工事費実質無料の他、申し込みする窓口によっては追加で割引などが適用されます。
例えば、auひかりのプロバイダとして人気の高いSo-netでは3年間で総額77,020円の割引が適用されます。
更新月以外で乗り換えるとフレッツ光の違約金が発生する
フレッツ光から光コラボへ乗り換える(転用)の場合だと、いつ乗り換えてもフレッツ光の解約違約金は発生しません。
しかし、光コラボではないauひかりへ乗り換える場合、更新月以外のタイミングで乗り換えるとフレッツ光の解約違約金が発生します。
解約違約金が気になる方は、更新月で乗り換えのタイミングには注意しましょう。
フレッツ光で発番した電話番号は継続できない
フレッツ光からドコモ光やソフトバンク光などの光コラボへ乗り換える場合、フレッツ光のひかり電話で使用していた電話番号はそのまま引き継ぐことができます。
一方、フレッツ光からauひかりへ乗り換える場合、電話番号を引き継げるケースと引き継げないケースがあります。
■フレッツ光からauひかりへ乗り換える際の電話番号の引き継ぎ
- NTTのアナログ電話で発番しフレッツ光(ひかり電話)へ引き継いだ電話番号 → 引き継ぎ可
- フレッツ光や光コラボで発番した電話番号 → 引き継ぎ不可
auひかりへ引き継げるのは、NTTのアナログ電話(加入電話)で発番し、フレッツ光加入時に光回線へ番号を引き継いだもののみです。
フレッツ光や光コラボ加入時に発番した電話番号については、auひかりへ引き継ぎできません。
対象エリアがフレッツ光と違う
auひかりはフレッツ光と違う光ファイバー網を利用しているため、提供エリアもフレッツ光や光コラボと異なります。
例えば、下記のエリアでは、auひかりの戸建て向けプラン(ホームタイプ)は契約できません。
上記のエリアでもマンションタイプの方は契約可能です。
auひかりのエリア確認方法を詳しく解説!絶対使えない地域が存在する?
ドコモ光、auひかり、ソフトバンク光の比較

ドコモ光、auひかり、ソフトバンク光の料金や通信速度、キャンペーンを比較してみました。
月額料金の比較
まずは、月額料金を比較してみましょう。
ドコモ光 | auひかり | ソフトバンク光 | |
---|---|---|---|
戸建て | 5,200円~5,400円 | 4,900円~5,100円 | 5,200円 |
マンション | 4,000円~4,200円 | 3,400円~5,000円 | 3,800円 |
戸建てでは、auひかりのずっとギガ得プラン(3年目以降)の月額4,900円が1番安く、ドコモ光のタイプBの月額5,400円が1番高く設定されています。
とは言え、その差は500円とそれほど大きくはありません。
一方、集合住宅向けプランは、戸建てよりも料金に差が出ています。
1番安いプランはauひかりの月額3,400円のタイプE(16戸)です。
1番高いのは、同じauひかりのマンションミニギガの5,000円で、1番安いプランと月額1,600円も差があります。
ただし、auひかりはプランごとに最大通信速度が違うため、安いプラン=コスパがいいとは限りません。
また、3社共通でマンションプランは希望して好きなプランを選ぶことができないため、マンションの設備次第で利用可能なプランが変わります。
集合住宅でauひかりを検討する際は、auひかりの対象エリア検索ページでお住いのマンションで利用可能なプランと速度を調べた上で、ソフトバンク光やドコモ光と比較しましょう。
通信速度の比較

続いて、通信速度を比較しました。
ドコモ光 | auひかり | ソフトバンク光 | |
---|---|---|---|
戸建て | 1Gbps | 1Gbps | 1Gbp |
マンション | 100Mbps/1Gbps | 100Mbps~1Gbps | 100Mbps/1Gbps |
オプションをつけない標準プランの速度は、3社とも下り最大1Gbpsとなっています。
なお、マンションの場合は、共有部分の設備によっては1Gbpsよりも速度が遅いプランとなる場合もあります。
お住いのマンションで利用できるプランと最大速度は、各社の対応エリア検索ページで調べられるので、申し込み前にチェックしておきましょう。
5Gbps以上の高速プランの比較
ドコモ光、auひかり、ソフトバンク光では一部地域の戸建てを対象に、標準的な1Gbpsのプランよりも通信速度が速い高速プランも提供しています。
高速プランの通信速度は、ドコモ光とソフトバンク光で下り最大10Gbps、auひかりは下り最大5Gbpsまたは最大10Gbpsとなります。
それぞれの高速プランの月額料金を比較してみました。
ドコモ光 | auひかり | ソフトバンク光 | |
---|---|---|---|
速度 | 10Gbps |
|
10Gbps |
月額料金 | 6,800円~7,000円 |
|
5,200円~6,800円 |
auひかりとソフトバンク光では、高速プランを契約した最初の2~3年目は割引が適用されるキャンペーンを実施中です。
キャンペーン割引により、『ソフトバンク光 ファミリー・10ギガ』は最初の24ヶ月間は1Gbpsプランと同じ月額料金で利用できます。
一方、『auひかり ホーム5ギガ』は最初の割引期間終了後も最大でも月額5,600円と標準1Gbpsとあまり変わらない料金で利用できます。
「速い方がいいけれど、最速であることにはこだわらない」というauユーザーならコスパのいいプランと言えるでしょう。
高速プランはまだまだ通常のプランよりも提供エリアが狭いようですが、提供エリアの戸建てにお住いの方で、より高速なネット環境が必要な方は検討してみてはいかがでしょうか。
スマホとのセット割の比較

スマホのセット割とは、特定の光回線とスマホを同時に契約することで、契約者とその家族のスマホの月額料金の割引を受けられるサービスです。
ドコモ光では『ドコモ光 セット割』、auひかりでは『auスマートバリュー』、ソフトバンク光では『おうち割 光セット』という名前で、運営会社が同じキャリアのスマホとのセット割を行っています。
基本的に、どの光回線でも契約中のスマホのプランの月間データ容量が大きいほど割引額が大きくなります。
そこで、2GB以下の小プラン、5GBの中プラン、30GB以上の大プランと容量別に割引額を比較してみました。
2GB以下のプランのセット割の比較
まずは、月間データ容量が2GB以下の小プランの割引額を見てみましょう。
ドコモ | au | ソフトバンク | |
---|---|---|---|
対象プラン例 | ギガライト(~3GB) | ピタットプラン4G LTE | データ定額ミニ2GB |
割引額 | 500円(※1) | 500円(※1) | 500円 |
※1 通信量1GB未満時は割引対象外
2GB以下のデータ容量が少ないプランでは、いずれも月額500円割引となっています。
1回線ごとの割引額は少なめですが、家族内で他にも同じ小容量プランを使っている人がいるなら、毎月500円×人数分の節約になるので侮れません。
なお、auの『ピタットプラン4G LTE』やドコモの『ギガライト』のような従量課金型プランでは、通信量が1GB未満の月は割引対象外となっている場合もあります。
5GBのプランのセット割の比較
続いて、月間データ容量が5GBの中プランの割引額を比較しました。
ドコモ | au | ソフトバンク | |
---|---|---|---|
対象プラン例 | ギガライト(3GB超~5GB) | auフラットプラン5(学割専用) | ミニフィット |
割引額 | 1,000円 | 1,000円 | 1,000円 |
月間データ通信量5GBのプランの場合、どの光回線でもセット割の割引額は1,000円ほどになります。
30GB以上のプランのセット割の比較
最後に、月間30GB以上の大容量プランの割引額を比較しました。
ドコモ | au | ソフトバンク | |
---|---|---|---|
対象プラン例 | ギガホ | データMAX 4G LTE | メリハリプラン |
割引額 | 1,000円 | 1,000円 | 1,000円 |
2019年以降に提供開始された大容量プランのセット割引額は、全て月額1,000円です。
なお、大容量プランには、ギガホの『ギガホ割』やメリハリプランの『半年おトク割』のような期間限定の割引が付いている場合も多いですが、そういった他の割引とセット割は併用可能です。
家族割など他の割引も併用すれば、大容量プランでも月額3,000円台~4,000円台で利用することも可能です。
auとソフトバンクのセット割は月額500円のオプション加入が必要

auとソフトバンクのセット割の適用には、月額500円のオプション加入が必須となっています。
■セット割適用に必要なオプション
- ドコモ光:なし
- auひかり:auひかり電話(月額500円)
- ソフトバンク光:下記の3つ全て(合計月額500円)
- 光BBユニットレンタル
- Wi-Fiマルチパック
- ホワイト光電話 / 光電話(N)+BBフォン / BBフォン のいずれか
複数の回線を契約している場合や中~大容量プランを契約している場合は、利用料よりも割引額の方が大きくなる可能性が高いので加入するメリットはあります。
ドコモ光以外でスマホのセット割を適用したい場合は、忘れずにオプションにも加入しましょう。
キャンペーンの比較

最後に比較するのは、ドコモ光、auひかり、ソフトバンク光で契約時にもらえるキャッシュバックキャンペーンの金額です。
それぞれ、手軽にもらえてキャッシュバック額が高いと評判の窓口のキャンペーンを比べてみました。
ドコモ光 | auひかり | ソフトバンク光 | |
---|---|---|---|
窓口 | OCN for ドコモ光
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So-net auひかり
![]() |
代理店STORY
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キャッシュバック額 |
|
|
|
光電話 | 任意 | 任意 | 任意 |
3社とも、有料オプション加入なしでキャッシュバックがもらえるキャンペーンになります。
キャッシュバックではありませんが、キャンペーンの還元金額が最も高いのが、 So-net auひかり
です。
2番目は、61,000円のキャッシュバックを実施している ソフトバンク光
となります。
ドコモ光のプロバイダ『OCN』では、条件に関係なく一律20,000円の現金とdポイント2,000円pt分がもらえます。
基本的に、auひかりやソフトバンク光はキャンペーンが豪華になる傾向にあります。
ドコモ光に関しては比較的安めです。
なお、各サービスの特典は上記で紹介した窓口限定のキャンペーンになります。
それぞれのキャンペーンの詳細は、下記ページを参考にしてください。
- ドコモ光… OCN for ドコモ光
- auひかり… So-net auひかり
- ソフトバンク光… ソフトバンク光代理店STORY
ドコモ光、auひかり、ソフトバンク光でどこを契約するべき?

ここまでドコモ光、auひかり、ソフトバンク光を比較してきましたが、「結局、どこを選ぶのが1番いいかわからない」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか?
そんな方には、次の2つのポイントから選ぶのがおすすめです。
■ドコモ光・auひかり・ソフトバンク光の中から選ぶポイント
- 利用中のスマホとセット割できる光回線を選ぶ
- フレッツ光ユーザーなら転用が可能なドコモ光、ソフトバンク光にする
利用中のスマホとセット割できる光回線を選ぶ

まずは、契約される方やその家族のスマホにセット割が適用できる光回線があれば、そこを選びましょう。
セット割が適用されれば、スマホ1回線あたり500円~1,000円の月額料金割引を受けることができます。
月額500円の割引でも、1年間で6,000円分の通信費を節約できます。
しかも、3社とも光回線の契約者の家族のスマホ(最大10回線分)にも割引が適用されるので、同じキャリアのスマホユーザーが多いご家庭は更に節約効果が高くなります。
光回線選びで迷ったら、まずはご家庭内で1番セット割の割引額が高くなる回線がどれかを調べてみるのがおすすめです。
フレッツ光ユーザーなら転用が可能なドコモ光、ソフトバンク光にする

現在、フレッツ光を利用している方なら、工事不要で乗り換え(転用)可能なドコモ光かソフトバンク光を選ぶのがおすすめです。
通常、光回線を乗り換えるとなると、新しい光回線の設置工事に1ヶ月かかることも珍しくありませんが、転用なら、設置工事を行う時間と手間を省けます。
更に、設置工事費と更新月以外の乗り換え時のフレッツ光の解約違約金が発生しないため、費用の面でもお得です。※プロバイダを変更する場合はプロバイダの解約違約金が発生する場合があります。
「家族にauスマホユーザーが多い」など、どうしてもauひかりにしたい理由がないのであれば、まずはドコモ光かソフトバンク光を検討してみはいかがでしょうか。
速度を重視するならNURO光がおすすめ

通信速度を何より重視する方には、So-netが運営するNURO光もおすすめです。
NURO光はauひかりと同じく独自の光ファイバー網を利用する光回線で、月額4,743円で下り最大2Gbpsの高速回線が使えるコスパのよさが人気です。
しかも、NURO光は光コラボやauひかりの高速プランとは違い、マンションなどの集合住宅でも利用可能です。
設置工事費40,000円は、毎月の月額1,333円×30ヶ月の割引により実質0円になるため、初期費用の負担額も高くありません。
また、『【厳選】NURO光キャンペーン比較!』でも解説している通り、運営元である So-netの特設ページ
からの申し込みで、有料オプション加入なしで45,000円キャッシュバックがもらえます。
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「速度重視だけど、光コラボやauひかりの高速プランの対象エリア外に住んでいる」「手頃な料金で少しでも速いネット回線を使いたい」という方はぜひNURO光も検討してみてください。
NURO光の実際の速度を300人分の測定データから比較検証してみた
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