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auひかりのIPアドレスの確認方法!半固定IPアドレスは使いにくい?
今回はauひかりでIPアドレスを確認する方法について解説します。
IPアドレスはインターネット接続には必須ですが、Webサイトの閲覧や動画視聴など普通の使い方だけなら気にする必要はありません。
しかし、WebカメラやNASに外部からアクセスするなら、IPアドレスの確認が必要です。
auひかりをより便利に利用したい方は、ここでIPアドレスの確認方法をチェックしてくださいね!
IPアドレスは大きく分けて2種類ある
auひかりのIPアドレス確認方法を解説する前に、IPアドレスは大きく分けて2種類あることに注意しましょう。
IPアドレスの種類
- グローバルIPアドレス
(外部と通信する際のIPアドレス) - プライベートIPアドレス
(宅内・社内ネットワーク限定のIPアドレス)
この2つのIPアドレスの違いを曖昧にしてしまうと、使いたい機器の設定を間違えてしまいます。
例えば外出中にスマホから家のWebカメラをチェックしようと思っても、プライベートIPアドレスで設定すると外からアクセスできません。
そもそも設定中にエラーになって設定できないはずですが…。
外から家の機器にアクセスする設定ならグローバルIPアドレス、家の中・社内の他の機器からアクセスする設定ならプライベートIPアドレスを確認するようにしましょうね。
【1】グローバルIPアドレスについて
グローバルIPアドレスは、利用者毎に割り当てられるIPアドレスです。
インターネット上に同じグローバルIPアドレスは存在してはいけないので、インターネットやメールを利用する際にデータの送信先が特定できます。
そのため、「IPアドレスはネット上の住所」と言われるのですが、グローバルIPアドレスを設定する必要があるのは、次のような利用をした場合です。
グローバルIPアドレスの利用例
- 自宅にサーバーを設置してWebサイトやブログを運営する
- 会社のデータサーバー・パソコンとデータ共有する
- 外出中に自宅のWebカメラの映像をリアルタイムでチェックする
- 金融機関のWebサイトへのログインをIPアドレスで制限する
こうして見ると、グローバルIPアドレスは外部からのパソコン等にアクセスするのに必要だということが分かります。
なお、auひかりのグローバルIPアドレスは「半固定IPアドレス」ですで、他のネット回線のように接続する度にIPアドレス変わることはありませんが、ずっと同じIPアドレスではありません。
先の例に挙げた使い方はグローバルIPアドレスが変わると設定し直す必要があるので、auひかりのIPアドレスが変わる契機は押さえておいた方がいいでしょう。
【2】プライベートIPアドレスについて
一方、プライベートIPアドレスは宅内LAN・社内LANなどのネットワークグループ内限定のIPアドレスのことを指します。
1つのネット回線でスマホ・パソコンなど複数のデバイスが利用できるのは、Wi-Fiルーター等がプライベートIPアドレスを各デバイスに割り当ててくれるためです。
プライベートIPアドレスの例
- ホームゲートウェイ:192.168.0.1
- Wi-Fiルーター:192.168.0.2
- パソコン:192.168.0.3
- スマホ:192.168.0.4
auひかりの場合、基本的にホームゲートウェイのプライベートIPアドレスは192.168.0.1で、接続した順に末尾の数字が大きくなっていきます。
このプライベートIPアドレスを確認することで、次のような使い方が可能です。
プライベートIPアドレスの利用例
- 家の中の他のパソコンにあるデータを共有する
- パソコンやスマホからWi-Fi経由で写真を印刷する
プライベートIPアドレスは外部と通信する設定はできませんが、家の中や会社の中で他の機器と連動した設定ができます。
auひかりのIPアドレスの確認方法
続いてauひかりのIPアドレスを確認する方法を見ていきましょう。
前章でお伝えした通り、IPアドレスはグローバルIPアドレスとプライベートIPアドレスの2つがあります。
それぞれ確認方法が異なるので、必要なIPアドレスをチェックするようにしましょう。
グローバルIPアドレスを確認する方法
auひかりのグローバルIPアドレスは、IPアドレス確認のできるWebサイトからチェックするのが1番簡単です。
- こちらのWebサイトにアクセス
- 接続テストが終了するまで数秒待つ
- 表示されたグローバルIPアドレスをチェック
表示は、以下のようにされます。
なお、グローバルIPアドレスは第三者に知られると不正アクセスを受ける恐れがあります。
auひかりのグローバルIPアドレスは半固定でなかなか変わらないので、うっかり人に知られることの内容に取り扱いは十分に注意してください。
WindowsでプライベートIPアドレスを確認する方法
Windowsパソコンを利用している方は、コマンドプロンプトで簡単にプライベートIPアドレスが確認できます。
1.コマンドプロンプトを起動
コマンドプロンプトはWindowsの各種操作をテキスト入力で行うアプリケーションです。
Windowsのバージョンに関わらず搭載され、起動方法は2パターンあるので、使いやすい方で起動させましょう。
コマンドプロンプトの2つの起動方法
1)「スタート」→「すべてのプログラム」→「アクセサリ」→「コマンドプロンプト」
2)「Windowsキー」+「R」→「cmd」と入力して「OK」
起動させると、以下のような画面が表示されます。
プロンプトには、「入力を促すもの」って意味があるよ!
コマンドを入力することで命令を実行させるわけだ!
2.「ipconfig」と入力して「Enter」
コマンドプロンプトを起動したら、次のコマンドを入力して実行します。
ipconfig
コマンドを実行すると次の画像のように、ネットワークの情報がずらっと表示されます。
利用している接続方法に合った項目にある「IPv4アドレス」「IPv6アドレス」をチェックしましょう。
チェックする項目
- 有線接続
(イーサネットアダプターローカルエリア接続) - Wi-Fi接続
(イーサネットアダプターワイヤレスネットワーク接続)
なお、ここでIPv4アドレスが「0.0.0.0」や「169.254.〜」と表示される場合、正常にインターネット接続ができていません。
ルーターの電源やLANケーブルの断線など、問題を解決してからもう一度IPアドレスのチェックを行いましょう。
auひかりがつながらないときの対処法|再起動・初期化の手順を解説
MacでプライベートIPアドレスを確認する方法
Macを利用している方は、システムの環境設定からプライベートIPアドレスの確認ができます。
1.「システムの環境設定」の「ネットワーク」を開く
画面左上のリンゴマーク→「システムの環境設定」→「ネットワーク」
2.利用しているネットワークを選んで「詳細」に進む
ネットワークを開くと現在利用できるネットワークの一覧が表示されます。
複数のネットワークを利用している場合は、IPアドレスを調べたい接続方法を選びましょう。
3.「TCP/IP」タブでIPv4アドレス・IPv6アドレスをチェック
ネットワークの詳細設定を開いたら、TCP/IPタブに表示されたIPアドレスをチェックしましょう。
なお、IPv6アドレスは2つ表示されますが、パソコンのプライベートIPアドレスは1つ目のアドレスです。
ホームゲートウェイの交換でIPアドレスが変わる?
グローバルIPアドレスの項でも触れましたが、auひかりのIPアドレスは半固定IPアドレスです。
一般的なネット回線は、インターネットに接続する度に異なるグローバルIPアドレスが割り当てられる「動的IPアドレス」を採用しています。
つまりホームゲートウェイを再起動する度にIPアドレスが変わるということです。
一方、auひかりはインターネット接続が切断しても、基本的に同じIPアドレスが割り当てられて再接続できます。
そのため短期的に見ると「静的(固定)IPアドレス」のように感じてしまう方も多いですが、完全にIPアドレスが固定されているわけではなく、時おりIPアドレスが変わってしまうことがあります。
このことから、auひかりは「極端に変更の少ない動的IPアドレス」という意味で「半固定IPアドレス」と言われているのですね。
どんな時にIPアドレスが変わるのか
auひかりのグローバルIPアドレスはどんな時に変わる可能性があるのかチェックしておきましょう。
IPアドレスの変わるタイミング
- ホームゲートウェイを交換した時
- auひかりの設備メンテナンス後
主に上記のタイミングでグローバルIPアドレスが変わる可能性がありますが、絶対にIPアドレスが変わると断言できるわけではありません。
とはいえ、IPアドレスを変えたくない方は、上記の操作をする際は注意した方がいいのはたしかです。
逆に「第三者にIPアドレスが知られてしまった」「セキュリティ上IPアドレスを変更したい」といった方は、ここで紹介する操作を試してみるといいでしょう。
1.ホームゲートウェイを交換した時
auひかりのグローバルIPアドレスは、ホームゲートウェイを交換すると高確率で変更されます。
ホームゲートウェイ着弾したので変更
— せるふぃ (@Selphish360) April 9, 2020
IPアドレスが変わっちまった(auひかりは基本変わらないで固定IPみたいなもん)のでファイルサーバーとNASの設定いじらんと!
ま、すぐ終わるんだけど
著者もずっとauひかりを利用していますが、以前ホームゲートウェイが故障して交換した際にIPアドレスが変わり、自宅のPCの遠隔操作ができなくて困った経験があります。
これは、IPアドレスがホームゲートウェイ固有のMACアドレスを元に割り当てられているためですね。
- ホームゲートウェイの調子が悪くて交換してもらいたい
- 今使っているホームゲートウェイが古いから最新モデルと交換したい
こうした方は、十中八九IPアドレスが変わるので、交換後に必要な機器の設定変更を忘れないようにしましょう。
2.auひかりの設備メンテナンス後
auひかりの設備増強やメンテナンスで大きな変更があると、IPアドレスが変更される可能性があります。
「auひかりはホームゲートウェイを交換しない限りグローバルIPが変わることがないって実質、固定IPアドレスじゃ~ん ♪」自分もずっとそう思い込んでいたんだけど、今日の計画断(KDDI設備移設?)後、2年半ぶりにグローバルIPアドレスが変更されてしまった (´ι _` ; )
— ごっちゃんサーバ (@510_master) December 17, 2015
結構レアなケースですが、気付いたらIPアドレスが変わっているという状態は設備メンテナンスが原因と考えていいでしょう。
設備増強や設備移転はサービス向上の一環で防ぎようがありませんが、KDDIの障害・メンテナンス情報をチェックしていれば事前に察知可能です。
ここ最近は大きなメンテナンス情報は見受けられませんが、IPアドレスが変わると困る使い方をしているなら時々チェックしておいた方がいいかもしれません。
auひかりを固定IPアドレスにする方法
ここまでの解説で、auひかりは半固定のIPアドレスということをお伝えしました。
IPアドレスが変わることはそうそうありませんが、固定IPアドレスを利用したいと思う方もいるでしょう。
残念ながら、auひかりには固定IPアドレスを提供するオプションサービスはありません。
そのため、auひかりで固定IPアドレスを利用するには、「マイIP」などの外部サービスを利用する必要があります。
auひかりは頻繁にIPアドレスが変わることはありませんが、完全にIPアドレスを固定したいならマイIPを活用してみてくださいね。
マイIPを使ってグローバルIPアドレスを固定!
マイIPは、株式会社インターリンクが提供するVPNサービスです。
インターリンクが提供するVPNサーバーを通してインターネットに接続することで、固定IPアドレスを利用した通信ができます。
|
概要 |
---|---|
月額料金 |
1,210円 |
接続方法 |
PPTP |
対応OS |
|
マイIPは固定IPアドレスが利用できるサービスとしてはかなり安いサービスです。
ただ、対応OSが限られているのでWebカメラやNASには不向きかもしれません。
対応OS以外の機器を利用するならグループ専用VPNサーバーを利用したりパソコンからインターネット共有をしたりと抜け道はあります。
しかし、対応OS以外の機器で固定IPアドレスを利用するにはネットワークの知識が必要です。
とはいえ、マイIPは2ヶ月間の無料期間があり、無料期間中は違約金なしで解約できるので、auひかりで固定IPアドレスを利用したいならマイIPを試してみてくださいね!
マイIPを使うと速度が遅くなる?
マイIPを利用する際は、通信速度が遅くなる可能性があることに注意しましょう。
マイIPでは、インターネットに接続する際に、プロバイダに加えてインターリンクのVPNサーバーを経由しています。
感覚としては、「東京から大阪に行くのに、一度千葉県に向かっている」といった感覚ですね。
また、VPNサーバーが混雑すると認証に時間がかかり、auひかりだけの通信より目に見えて遅くなることもあるので、通信速度重視で利用している方は無料期間内に問題ないかしっかり見極めてください。
マイIPの利用手順
続いてマイIPをパソコンに設定する手順を見ていきます。
ここではWindows10を例にして解説しますので、他のOSを利用している方はこちらから設定方法を確認してください。
- スタートメニューから「設定」を開く
- 「ネットワークとインターネット」を開く
- 「VPN」項目の「VPN接続を追加する」を開く
- VPN接続の情報を入力して「保存」▲VPN接続に必要な情報はマイIPを契約後に確認できます。
- 「アダプターのオプションを変更する」を開く
- 作成したVPNのアイコンを右クリックして「プロパティ」を開く
- 「セキュリティ」タブの内容を変更する
- 「詳細設定」を開き共有キーを入力して「OK」
- 「ネットワーク」タブで「インターネットプロトコルバージョン6」のチェックを外す
- 作成したVPNを選んで「接続」IPアドレスを固定する方法まとめ|これでポート開放は安心! Windows、PS3、PS4、XBOXでポートを解放するためのIPアドレス固定方法をご説明します。ルーターのポートを解放する場合、デバイス側のIPアドレスが変わってしまったら、設定をやり直す必要が出てきてしまいます。そのためIPアドレスは固定しておきましょう。 記事を別タブで開く 2020-06-13
固定IPアドレスを利用するメリット・デメリット
最後に固定IPアドレスを利用するメリットとデメリットをお伝えします。
固定IPアドレスを利用するとネットの使い方の幅が広がる反面、多少なりとデメリットがあります。
固定IPアドレスのメリット
固定IPアドレスを利用する最大のメリットは、家や会社のネットワークに外からアクセスできるようになることです。
固定IPアドレスのメリット
- 家や会社のパソコン・サーバー等に外部からアクセスできる
- 各種IoT機器を外出先から操作できる
- 銀行などのWebサイトへのログインをIPアドレスで制限できる
メリット1:外部からアクセスできる
固定IPアドレスがあれば、外部から家や会社のパソコンにアクセスできる環境を構築できます。
例えば会社のデータサーバーのIPアドレスとログインID・パスワードが分かっていれば、作成中の書類を自宅で仕上げるといったことができるわけです。
また、Webカメラを監視カメラがわりに設置し、スマホでチェックできるようにもできます。
メリット2:各種IoT機器を外出先から操作できる
ここ最近はパソコンやスマホだけでなく、ネットワーク接続ができるIoT機器が増えてきました。
IoT機器の例
- 外出先から操作できるエアコン
- スマホで保存している食品がチェックできる冷蔵庫
- 開け閉めがスマホで操作できる玄関鍵
こうしたIoT機器は固定IPアドレスがあれば、外出先からも使えます。
中には専用アプリやアカウントで管理されているものもありますが、IoT機器を使いこなすなら固定IPアドレスがあった方がいいでしょう。
メリット3:Webサイトへのログインを制限できる
ネットバンキングや株式の口座など、金融機関のWebサイトは固定IPアドレスでアクセス制限がかけられるところが増えています。
例えば自分のパソコンとスマホのIPアドレスだけを許可しておけば、万が一ログインIDやパスワードが第三者に知られてもログインされる心配はありません。
固定IPアドレスを利用するなら、IPアドレス制限に対応しているWebサイトには設定しておいた方が安心です。
固定IPアドレスのデメリット
固定IPアドレスを利用する際は、次の2つのデメリットに気をつけておきましょう。
固定IPアドレスのデメリットは
- 固定IPアドレスの利用は料金がかかる
- 不正アクセスに要注意!
デメリット1:利用には料金がかかる
どのネット回線でも固定IPアドレスを利用する際は、別途料金がかかることに注意しましょう。
先に解説したマイIPは安い月額料金で利用できますが、中には高額な月額料金が必要なサービスもあります。
auひかりはIPアドレスが変わるリスクがありますが、使い方によってはIPアドレスが変わる度に設定し直したほうがいいということもあるでしょう。
デメリット2:不正アクセスに要注意!
固定IPアドレスを利用する際は、第三者にIPアドレスを知られることのないように十分注意しましょう。
IPアドレスがわかってしまうということは、利用しているパソコンが特定されるということです。
特にログインID・パスワードを設定せずに使っている方や、セキュリティの弱い無料ウイルス対策ソフトを使っている方は、IPアドレスがバレたらパソコンに侵入し放題の状態かもしれません。
主な対策は
- IPアドレスは誰にも教えない
- パソコンのログインID・パスワードは設定しておく
- スマホの画面ロックは設定しておく
- パソコン・Androidスマホは有料のウイルス対策ソフトを利用する
固定IPアドレスを利用しているとIPアドレスを変えて逃げるという対処がしにくくなります。
「自分のパソコンは大丈夫だろう…」
と思わずに、リスクが減らせるよう意識して対策しておいた方がいいですね。
auひかりのIPアドレスまとめ
今回はauひかりでIPアドレスを確認する方法から、固定IPアドレスの利用方法・メリット・デメリットについて解説しました。
IPアドレスはグローバルIPアドレスかプライベートIPアドレスかで、簡単に確認できる方法が異なります。
IPアドレスの確認方法
- グローバルIPアドレス:IPアドレス確認用Webサイトでチェック
- WindowsのプライベートIPアドレス:コマンドプロンプトでチェック
- MacのプライベートIPアドレス:システムの詳細設定からチェック
また、auひかりのグローバルIPアドレスは滅多に変わりませんが、ホームゲートウェイの交換など特定の条件を満たすとIPアドレスが変ることもあるでしょう。
グローバルIPアドレスが変わってしまうと、次のような設定をしていると困ることがあります。
IPアドレスが変わると困る使い方は
- 自宅にサーバーを設置してWebサイトやブログを運営する
- 会社のデータサーバー・パソコンとデータ共有する
- 外出中に自宅のWebカメラの映像をリアルタイムでチェックする
- 金融機関のWebサイトへのログインをIPアドレスで制限する
こうした使い方でIPアドレスが変わると困るなら、マイIPを利用してauひかりのIPアドレスを固定して使うようにしてください。