フレッツ光の転用とは?承諾番号の発行や違約金・デメリットも解説
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フレッツ光から他社回線への乗り換えを考えているとき、手軽に乗り換えができる光コラボを候補のひとつにしている方も多いでしょう。
光コラボは、フレッツ光の光ファイバーと配線設備を使ってインターネットを提供している事業者のことです。
2015年に提供が開始されてから、さまざまな企業が自社の光コラボ回線を展開してきました。
光コラボのメリットとしては、フレッツ光からの乗り換なら開通工事の必要なく乗り換えができる点でしょう。
その際に必要な手続きが「転用」です。
この記事では、転用を利用してフレッツ光から光コラボ回線へ乗り換える際の手順や、乗り換えにおすすめの人気の光コラボ回線をまとめてご紹介します。
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フレッツ光の転用ってなに?概要まとめ
先述したとおり、転用とはフレッツ光から光コラボ回線へそのまま乗り換えることです。
すでにフレッツ光を使っているのであれば、開通工事も必要なく、簡単に光コラボへ乗り換えられます。
なお、転用はあくまでもフレッツ光から光コラボ回線への乗り換えのため、auひかりやNURO光などの、自社回線でインターネットを提供しているサービスには転用できません。
もしこれらの回線へ乗り換えるのであれば、フレッツ光の解約したあとに新規契約する必要があるので、注意しましょう。
光コラボ同士の転用(事業者変更)も可能

光コラボから光コラボへの乗り換え時も、工事をしないでそのまま乗り換えが可能です。
これを事業者変更と言い、2019年から利用できるようになりました。
光コラボ回線は、フレッツ光の設備をそのまま使いまわしてインターネットを利用してサービスを提供しています。
つまり、異なる名称の光コラボであっても、サービスのしくみ自体は同じです。
転用と若干手続き方法は異なりますが、光回線を新規契約するよりははるかに簡単に乗り換えできます。
転用のメリットは料金が安くなること

転用の大きなメリットは、やはり月々の料金が安くなることでしょう。
フレッツ光は、NTTとは別にプロバイダと契約する必要があり、プロバイダの利用料も発生していました。
しかし、光コラボは別途プロバイダと契約する必要もなく、当然料金も発生しません。
そのため、フレッツ光に比べて月額料金が安くなる回線が多いです。
また、工事が必要ないため開通工事費も発生せず、解約金もありません。
もしフレッツ光の工事費が残っている場合は、乗り換え先の光コラボ回線にそのまま引き継がれます。
つまり、乗り換えに際する初期費用を負担せずに回線を乗り換えられるため、フレッツ光をそろそろ解約したいと考えている方には特におすすめでしょう。
また、光コラボにはスマホとのセット割が適用される回線も多いため、自分の利用しているキャリアのセット割に対応した光コラボを選べば、月々の通信料もお得になります。
転用・事業者変更の手続き方法を解説

転用または事業者変更をするときは、いくつかの手続きが必要です。
■転用・事業者変更の手続き方法
- 転用番号(事業者変更承諾番号)を取得する
- 乗り換える光コラボ回線へ申し込む
- 利用しているプロバイダを解約する
- 接続設定をする
それぞれの手順について解説します。
1.転用番号(事業者変更承諾番号)を取得する

まずは、転用に必要な転用番号を取得しましょう。
事業者変更の場合は、転用番号ではなく事業者変更承諾番号が必要です。
転用番号は、NTTに電話をするか、またはWEB上での手続きをすれば取得できます。
電話で手続きをするのであれば、ご自身のお住まいのエリアの窓口に連絡をしましょう。
■電話での転用番号の取得窓口
- NTT東日本エリア:0120-140202
9時〜17時 土日・祝日も受付 - NTT西日本エリア:0120-553-104
9時〜17時 土日・祝日も受付
フレッツ光から光コラボ事業者へ転用する人は非常に多く、電話で手続きをすると混み合ってしまう場合があります。
そのため、できるだけWEB上からの手続きがおすすめです。
WEB上で手続きをする場合は以下のURLにアクセスをして転用番号を取得しましょう。
ネットでの手続きでは、フレッツ光のお客様IDやご利用住所など必要事項の入力が必要なので、手続きを行う前に確認しておくとスムーズです。
入力が終わったら、最後に「転用承認番号発行のお知らせ送信先メールアドレス」の項目があるため、連絡ができるメールアドレスを入力しましょう。
ここで入力したメールアドレスに、転用番号が記載されたメールが届きます。
メールが届いたら大事に保管しておきましょう。
注意点として、転用番号には15日の有効期限が設けられています。
有効期限を過ぎてしまうと、再度番号を取得し直す必要があるため、番号を取得したらすみやかに光コラボの申し込みへ進みましょう 。
事業者変更承諾番号は各光コラボ回線の窓口へ
事業者変更を行う場合は、NTTに連絡をしても番号は取得できないため、現在利用中の光コラボ回線のサポート窓口に連絡をしましょう。
事業者変更承諾番号は、転用番号と同じく15日間の有効期限があります。
回線によっては有効期限が5日程度しかない場合もあるので、やはりなるべく早めに手続きを進めてしまうのがおすすめです。
取得した事業者変更承諾番号は絶対に教えない!
ドコモ光に限らず、光コラボでは代理店などが電話による勧誘をおこなっているケースがあります。
悪質な代理店の場合、電話口で事業者変更の番号を聴取し、勝手に自社が勧める光コラボへ事業者変更するといったトラブルが増えているようです。
どんな形であれ回線事業者から番号を取得するように促すことはないため、促された場合は不正に契約を変更しようとしている可能性があるので注意しましょう。
2.光コラボ回線へ申し込む

転用番号・事業者変更承諾番号を取得したら、希望の光コラボ事業者へ申し込みを行います。
先述したとおり、取得した転用番号にはいずれも有効期限が設けられているため、番号の取得後はなるべく早く申し込んでしまいましょう。
申し込みは電話でもできますが、代理店やプロバイダなどのキャンペーンサイトからも申し込み可能です。
その場合、以下のような転用番号入力欄が設けられています。

実際の表示は光コラボによって異なりますが、上記のような入力欄NTTから発行してもらった転用番号および事業者変更承諾番号を入力しましょう。
3.周辺機器の設置や接続設定を行う

無事に光コラボへの申し込みが終わったら、周辺機器の設置や接続設定を行いましょう。
先ほど解説したとおり、転用の場合は開通工事が必要ありません。
しかし、回線の乗り換えによって無線Wi-FiルーターやONUなどの接続機器が変わる際には、自分で機器の設置や設定が必要になる場合もあるでしょう。
設置と言っても、ケーブルやコンセントの差し替えなどの単純作業のみなので、とくに難しい作業はありません。
もしそれらの設定に苦手意識を持っている方は、申し込み時点で確認してみてください。
また、利用する光コラボ回線によっては、有料で作業をしてくれる場合もあるため、併せて確認しておくと良いでしょう。
無事に接続設定が終われば、乗り替え先の光コラボ回線でインターネットが利用できるようになります。
フレッツ光から転用する際のデメリット・注意点

ここまで、転用する際のメリットや手順について解説してきました。
光コラボへの乗り換えにあたって転用は非常に便利な手続きですが、転用にはいくつかデメリットになりえる注意点も潜んでいます。
利用中のプロバイダによっては解約金が発生
転用のデメリットは、現在フレッツ光で利用しているプロバイダによっては解約金が発生することです。
先ほど解説したとおり、フレッツ光はNTTとは別にプロバイダと契約します。
プロバイダはNTTとは別の企業のため、当然転用に対応していないこともあるでしょう。
その場合、プロバイダからすれば解約扱いとなるため、更新月等の解約金が発生しない期間以外は、違約金が発生してしまうのです。
もし転用を考えているのであれば、あらかじめプロバイダの窓口に内容を確認するか、契約時期や契約内容を改めてチェックしておきましょう。
選んだ回線によっては速度が遅くなることもある
転用のもうひとつのデメリットは、選んだ光コラボ回線によっては、現在の回線速度よりも遅くなる可能性がある点でしょう。
フレッツ光の設備をまるごと使いまわしているとは言え、提携しているプロバイダの違いによって、各光コラボの実測値は変わります。
たとえば、最新の通信方式であるIPv6(IPoE)方式を導入している、OCN for ドコモ光や、So-net光プラスなどの光コラボ回線であれば、このデメリットをカバーしやすいでしょう。
フレッツ光から転用するならどの光コラボがおすすめ?

光コラボレーションの提供開始以来、フレッツ光から転用で手軽に乗り替えられるとあって、多くの方が光コラボを使うようになりました。
また、料金の安さやセット割などの理由で、はじめてインターネットを利用する方の候補のひとつとなっています。
その中でも人が高く、ユーザーの満足度が高い光コラボを挙げるのであれば、以下の3回線でしょう。
回線 | 料金 | セット割 | 還元額 |
---|---|---|---|
ドコモ光 | 5,720円~ | ドコモ | 20,000円 |
ソフト バンク光 |
5,720円 | SoftBank | 63,400円 |
So-net光 プラス |
2,980円~ | au | 64,296円 |
それぞれのおすすめポイントや、申し込みにオススメの窓口を解説します。
ドコモ光

月額料金 |
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セット割 | ドコモ光セット割 |
特典 |
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窓口 | OCN for ドコモ光
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ドコモ光は、NTTの子会社であるdocomoが提供している光コラボ回線です。
ドコモ光の月額料金は、タイプAとタイプBに分かれており、利用するプロバイダによって変動します。
契約 | 月額料金 | プロバイダ |
---|---|---|
タイプA | 5,720円 |
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タイプB | 5,940円 |
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そのため、プロバイダを重視したいのか、料金の安さを重視したいのかによって料金プランを選ぶと良いでしょう。
ドコモ光の料金プランは、別記事のドコモ光の料金を分かりやすく徹底解説をチェックしてください。
さらに、docomoのセット割であるドコモ光セット割を適用できるのはドコモ光のみのため、現在ドコモのスマホを利用している方はほぼ一択だと言えるでしょう。
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ドコモ光を申し込むのであれば、提携プロバイダであるOCNから申し込むのがもっともお得です。 OCN for ドコモ光では、OCNの特設サイトからの申し込みで20,000円のキャッシュバックと、dポイント2,000ptがもらえます。 また、OCN for ドコモ光はv6アルファという独自のサービスを提供しており、新たな通信方式であるIPoE通信にも対応しているため、速度に定評があるのも魅力です。 OCNのキャンペーンについての詳細は、別記事のOCN for ドコモ光のキャンペーンを解説をご覧ください。 |
ソフトバンク光

月額料金 |
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セット割 | おうち割光セット(ソフトバンク) |
特典 |
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窓口 | 正規代理店STORY
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スマホでおなじみのソフトバンクが提供している光コラボ回線である、ソフトバンク光もおすすめです。
ソフトバンク光は、戸建てなら5,720円、マンションなら4,180円で利用できます。
また、ソフトバンクのスマホ・携帯電話とのセット割も適用可能です。
ソフトバンクのセット割は、ソフトバンク光以外はNURO光しか適用できないため、NURO光のエリア外にもお住まいのソフトバンクユーザーの方にもおすすめでしょう。
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ソフトバンク光を転用で申し込むなら、ソフトバンクの正規代理店である STORY
STORYでは、フレッツ光からの転用で16,000円のキャッシュバックが受け取れます。 他社光コラボでは、転用ではキャンペーンの対象外になってしまったり、キャッシュバックの対象になっても1万円前後になることが多いため、相場よりもかなり高額と言っていいでしょう。 もちろん新規契約でもキャンペーン対象となるで、申し込み時には最大63,400円のキャッシュバックがもらえます。 STORYのキャンペーンは、キャッシュバックを受け取るための複雑な手続きが必要なく、開通後に振り込みを希望する口座を電話で伝えるだけです。 もし申し込む窓口に迷っていて、少しでも特典が多いキャンペーンを探しているのであれば、代理店STORYを選べば問題ありません。 |
So-net光プラス

月額料金 |
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セット割 | auスマートバリュー |
特典 | 総額64,296円割引 |
窓口 | So-net光プラス公式
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※So-net光公式キャンペーン適用後の料金を記載。
So-net光プラスは、人気プロバイダのSo-netが提供している光コラボ回線です。
もともとプロバイダとしても人気が高かったですが、auのスマホセット割であるauスマートバリューを適用できるのもあり、近年注目を集めています。
また、最新の通信方式であるIPv6に対応したサービスであるv6プラスを標準搭載しており、速度にも定評がある回線です。
v6プラスに対応した高速Wi-Fiルーターも永年無料でレンタルしているため、お財布にも優しい回線だと言えるでしょう。
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So-net光プラスは、総額64,296円もの月額料金割引キャンペーンを行っている、 So-net光プラス公式サイト
So-net光プラスの公式サイトから申し込むと、開通から2年間の月額料金に大幅な割引が適用されます。
割引の総額は戸建て…64,296円、マンション…61,776円にもなり、数ある光コラボの中でもキャンペーンの還元額としては最高クラスと言っていいでしょう。 上記のことを踏まえ、So-net光プラスは速度と料金の両方を重視したい方におすすめの回線でしょう。 割引キャンペーンの詳細は、So-net光プラスの正体とSo-net光との違いを解説をご覧ください。 |
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