このサイトはアフィリエイト広告によって運営されています
eo光はPPPoEだから遅い?平均速度や速度制限について徹底解説
関西で最も使われているeo光ですが、高速回線を宣伝しているプロバイダが多い中、「eo光の速度って大丈夫?」と不安を感じる方もいると思います。
大抵のプロバイダが「最大速度〇〇Gbps!」でしかアピールしないので、実際にどのくらいの速度で使えるかは分かりません。
実際の速度を知るために大事なのは平均速度や、実測値、技術的な実情があるためです。
ここには一般の方が分かりにくい、eo光の速度の秘密をまとめて、分かりやすく説明します。
eo光の平均速度
そもそもeo光の平均速度はどのぐらいでしょう?
以下はeo光と、eo光と同じく最大速度1Gbpsで宣伝している大手ネット会社3社と、最大速度2Gbpsで宣伝しているNURO光の平均速度を比べたものです。
光回線 | 最大速度 | 平均速度 |
---|---|---|
eo光 | 1Gbps | 462.74Mbps |
NURO光 | 2Gbps | 502.43Mbps |
auひかり | 1Gbps | 400.4Mbps |
ソフトバンク光 | 1Gbps | 308.39Mbps |
ドコモ光 | 1Gbps | 302.79Mbps |
この表でも見えますが、eo光のネット速度が最大速度1Gbpsのドコモ光やソフトバンク光などの大手ネットとよりも、かなり速いのはもちろん、最大速度2Gbpsまで出せるって宣伝しているNURO光とも速度の差があまりないことが分かります。
実はNURO光よりも速い?eo光の実測値
すでに解説した大手光回線の平均速度では、やはり NURO光 の方が速度がでやすいでしょう。
しかし、個別のケースにスポットを充てると、必ずしもNURO光が速いとはかぎりません。
最大速度や平均速度が速いから実測の速度も速い訳ではない
理論的には最大速度が速いNURO光の方が速度は出やすいです。しかし、これは、あくまでも技術的な理論値です。
NURO光が採用しているGPONと呼ばれる回線共有方法の規格自体が、2.4Gbpsの速度で通信が可能なためです。
あくまで、技術的な規格に乗っ取って最大2Gbpsと言っているため、実際の速度はかなり変わってきます。
インターネットの速度は、技術的な規格以外にも、プロバイダのバックボーンなども大きくかかわってきます。
プロバイダ側がしっかり設備投資を行い、安定した通信が出来るように努力しているかも重要なポイントです。
平均速度の場合も同じです。NURO光の方がeo光より平均速度が速くても微妙な差しかないので、環境によってNURO光よりeo光が速くなる場合が良くあります。
自分が住んでいるエリアで同じプロバイダの利用者が多い場合、速度が低下する可能性もあります。
逆に、同じエリアで利用者数が少ない場合、混雑にならないため、速度が出やすくなります。
そのため、実際にどの回線が速いかどうかは、使ってみないと分からないのです。
仮に最大1Gbpsのeo光であっても、NURO光並みの速度か、場合によっては、より速い速度で利用できる可能性もあるのでしょう。
eo光はIPoE(IPv6)未対応!それでも速度がでる訳とは?
「eo光はIPoE(IPv6)に対応してないから遅い!」と思ってる方がいるようですが、実はeo光とは全く無関係の話です。
「IPoE(IPv6)が速い」はNTT回線での話!eo光は無関係
IPoE(IPv6)はNTT回線のネット接続方式の1種であり、一般的に高速接続と言われている接続方式です。
NTTが提供しているフレッツ光は、法律の関係上インターネットへの接続が禁止されています。
つまり、フレッツ網はインターネットから隔離されたIPv6ネットワークとなります。
そのため、フレッツ光を使う方は、必ず別途プロバイダ契約が必要です。
しかし、プロバイダへ接続する際、NTT局舎でNTEと呼ばれる装置が使われており、この装置が混雑を引き起こすと言われています。
NTTのネットワークが使われていない eo光
では、そもそも混雑ポイントが存在しません。
PPPoEだろうが、IPv6だろうが、IPv4だろうが、速度に違いは無いのです。
そのため、PPPoE接続であっても、高速通信が可能となります。
そもそも「IPv6が速い!」は嘘
「IPv6接続だから速い!」などと聞いたことがあると思います。
しかし、プロバイダのサイトなどを見ると「IPv6だから速い!」と宣伝しているところはありません。
実は、IPv6接続と速度には基本的に何の関係もないのです。
すでに解説した通り、NTT回線でIPoE接続を行った場合に混雑ポイントを避けて通信ができます。
これにより高速通信が可能です。
しかし、IPoE接続は元々IPv4とIPv6の相互通信を行うために作られた技術です。
そのため、IPoE接続を行うと、必然的にIPv6接続を行うことになります。
IPoE接続を使えば、IPv6接続を行うことになるので、「IPv6を使えば速くなる!」と言った誤解が生まれてしまいました。
例えば、PPPoE接続でもIPv6方式で通信は可能です。
しかし、この場合、IPv6であっても通信速度に影響はありません。
eo光やauひかり、NURO光などは、NTTのネットワークを使わない独自回線です。
もちろんデュアルスタックと呼ばれるIPv6接続には対応しています。
しかし、IPv6接続と速度は関係ありません。
回線名 | 平均速度 |
---|---|
NURO光 | 下り:475.92Mbps 上り:411.01Mbps |
auひかり | 下り:376.05Mbps 上り:270.56Mbps |
eo光
※関西限定 | 下り:450.41Mbps 上り:295.7Mbps |
コミュファ光
※東海地方限定 | 下り:673.93Mbps 上り:360.63Mbps |
5ギガ、10ギガプランは無意味?
他の多くのネット会社と同じくeo光も5ギガや10ギガプランおススメしています。
eo光のネットの速さについて説明しましたが、5ギガや10ギガプランになると更に速くていいんじゃないかなと思ってくる方もいらっしゃると思います。
しかし、実際に5Gbpsや10Gbpsの速度を活かすためには、ハードルが高いため無理して5ギガ・10ギガプランを選ぶ必要はないでしょう。
10ギガ対応のLANカードが必要
パソコンを有線で接続する場合、必ずLANポートが必要になります。
しかし、一般のパソコンに搭載されているLANは最大1Gbpsにしか対応していません。
そのため、5ギガ・10ギガプランの速度を活かすためには、10Gbps対応のLANカードが必要となります。
このLANカードは基本的に内蔵タイプなので、パソコンを開いてマザーボードのPCIスロットに接続する作業が必要です。
また、PCI Expressの規格やマザーボードの対応状況なども確認が必要となります。
自作PCの制作になれている方であれば、難しい作業ではありません。
しかし、一般の方にはあまりおススメできないでしょう。
5ギガ対応のWi-Fiを使っていても無意味
現在、最大4.8GbpsのWi-Fiルーターが販売されています。
そのため、5ギガプランであれば、速度を活かすことが出来るように思えるでしょう。
しかし、一般の家庭でWi-Fiルーターを使う場合、電波干渉や損失が大きく、速度が大きく低下してしまいます。
仮に親機、子機ともに最大4.8Gbpsに対応していたとしても、実際の速度となると200~300Mbps程度まで落ち込む可能性は高いでしょう。
ましては、最近はスマホやタブレットなどをメインで使う方も多いと思います。
パソコンに接続できる子機と比較すると性能が低いので、実際の速度は著しく低下してしまいます。
そのため、Wi-Fi接続がメインの場合、5ギガ・10ギガプランの速度を活かすことは難しいと言えるでしょう。
eo光の場合、1ギガでも十分に速度がでる
最大速度が速ければ確かに、実測値も速くなります。
例えば、1ギガ回線で10Mbpsしか出なかったのを、10ギガ回線にしたら100Mbpsでました!
ってな感じであれば意味あるかもしれません。
一般の回線の場合、1ギガ回線でも実測値が10~100Mbpsぐらいまで落ち込むことは良くある話です。
しかし、eo光は元々実測値も速いので、1ギガ回線であってもかなりの速度が出てしまいます。
環境によっても、大きく違いますが、400~600Mbps近くでることも十分に有りえます。
実測値でこれだけの速度が出るのであれば、5ギガや10ギガ回線にしなくても、十分に利用できるでしょう。
使いすぎると速度制限あり?eo光のデータ容量制限はスマホの100倍
eo光は一定の通信容量を使い切ると、速度制限がかかってしまいます。
ただ、この通信容量はとてつもなくデカい、すべて使い切ることは非常に難しいです。
そのため、eo光で速度制限をくらうだけのヘビーユーザーはほとんどいないでしょう。
コース | データ容量の上限/月 |
---|---|
1ギガ | 5TB |
5ギガ | 10TB |
10ギガ | 20TB |
例えば、スマホのデータプランで容量の大きいものだと月間50GBほど使えます。
eo光の1ギガコースの上限が5TB(5000GB)なので、スマホと比較すると100倍のデータ容量が使える計算になります。
10ギガコースと比較すると、なんと400倍のデータ容量です。
そのため、eo光はデータ容量の制限は設けられている物の、実質的に無制限と言っていいでしょう。
eo光で速度制限に引っかかる要因
- ファイル共有ソフトなどで違法なことをしている
- パソコンがウイルスに感染している
- 動画制作専門の仕事をしている
例えばtorrentなどでデータ量の多いゲームなどをダウンロードしていると、大量の通信が行われます。
ファイル共有を行っているため、ダウンロードと同時にアップロードも勝手に行われているためです。
また、パソコンがウイルスに感染していると、意図しないデータを第三者に送信続ける可能性も考えられます。
まともな使い方で速度制限にかかる可能性と言えば、動画制作などの仕事をしている方でしょう。
基本的に動画ファイルは、制作段階で編集できる状態だと、何倍もの容量があります。
そのため、一般の方がYouTubeなどで4k動画を見るのとは比べ物にならないくらいの通信量を行ってしまうのです。
マンションは遅い?VDSLに注意
マンションなどの集合住宅でeo光を使う場合、主にメゾンタイプとマンションタイプに分かれています。
メゾンタイプは戸建てタイプをそのままマンションに入れたようなサービスなので、最も速い速度が期待できます。
しかし、その他のマンションタイプでは配線方式によって、速度が期待できない場合があるのです。
特に、お住いのマンションがVDSL配線方式だった場合、最も速度が出にくい方式となります。
プラン | 最大速度 | 速度の特徴 |
---|---|---|
メゾンタイプ | 1Gbps | 戸建並みの速度が期待できる |
光配線 | 1Gbps | かなり速い |
イーサーネット | 100Mbps | 比較的遅い |
VDSL | 100Mbps | 非常に遅い |
お住いのマンションがVDSLかどうか確認してみよう
お住いのマンションでの配線方式を調べる方法は、一度申し込みページに入る必要があります。
ちなみに、配線方式の確認のみが目的であれば、次へ進まなければ申し込みにはなりません。
まだ申し込みするつもりが無い方は、確認後、そのまま画面を閉じてしまいましょう。
eo光マンション 配線方式確認方法
- eo光公式ページ にアクセス
- 「今すぐWebで申し込む」をクリック
- 「集合住宅でご利用のお客様はこちらからお申し込み」をクリック
- 画面に従ってエリア検索を実施
- モデムの選択画面が表示されれば、VDSL配線方式です。
サービスを選択後、「プラン選択」でモデムの買取かレンタルか選択できます。
このような画面が表示されたら、残念ながらVDSL配線方式のマンションです。
光配線に対応していればNTT回線(光コラボ)がおススメ
お住いのマンションがVDSL配線だった場合、速度的にあまり期待はできないかもしれません。
その場合、NTTのフレッツ光であれば光配線方式に対応している可能性があります。
NTTでは全国的に光配線方式を推し進めているため、eo光でVDSLだったとしてもNTTのフレッツ光であれば、光配線方式になっている可能性もあります。
また、フレッツ光に対応しているマンションであれば、 ソフトバンク光 や ドコモ光 と言った光コラボ回線も光配線方式で申し込みできます。
ご自身のマンションの配線方式に関してはNTT西日本の公式ページでエリア検索すると確認できます。
こちらのエリア検索では直接、配線方式について記載はありません。
そのため、以下のサービス名を参考にしましょう。
フレッツ光の配線方式確認方法
- マンション・スーパーハイスピードタイプ 隼
⇒光配線方式 - マンション・ハイスピードタイプ
⇒光配線方式 - マンションタイプ
⇒ひかり配線方式/VDSL方式
基本的に「スーパーハイスピードタイプ隼」、または「ハイスピードタイプ」であれば、ほぼほぼ光配線方式です。
しかし、ただ単に「マンションタイプ」と表示された場合、VDSL方式の可能性もあります。
この場合は、確実な配線方式に関してはNTTに問い合わせするしかないでしょう。
フレッツ光が使えれば光コラボもOK
NTTでは自社のフレッツ光サービスを他社プロバイダに卸売りを行っています。
光コラボ事業者から申し込みをすれば、月額料金が安くなったりスマホとのセット割などを受けることが可能です。
お住いのマンションがNTTフレッツ光に対応していれば、以下のようなサービスもすべて対応しています。
また、フレッツ光で光配線方式であれば、当然上記の光コラボで申し込みしても、光配線方式で提供されます。