auひかりをWi-Fiで使うと遅くなる?快適に使うための対処法まとめ
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auひかりは、有線接続だけでなくWi-Fiでの無線接続も可能ですが、無線接続にはいくつかのデメリットもあります。
インターネットに接続する機器によっては、有線接続のほうが適している場合もあるでしょう。
この記事では、auひかりを快適に使うために知っておきたいWi-Fiに関する注意点や、Wi-Fi利用時に速度が遅いときの対処方法を解説します。
auひかりは最大1Gbpsに対応する光回線サービス

auひかりは、マンションの一部プランや戸建住宅向けプラン各種において通常最大1Gbpsに対応している、高速光回線です。
より高速で通信するためには、契約しているプランの仕様をしっかり理解しておくことが重要でしょう。
まずは、auひかりの速度に関する仕様について確認しましょう。
auひかりホームは基本的に最大1Gbpsで使える!

auひかりを高速で通信したい場合は、まず自分が契約している、または契約予定のプランが高速通信にしっかり対応しているかを確認しましょう。
戸建住宅向けの「auひかり ホーム」には、以下3種類の料金プランがあります。
■auひかりホームの料金プラン
- ずっとギガ得プラン
- ギガ得プラン
- 標準プラン
いずれも速度は一部地域(関西、東海、沖縄)を除いて最大1Gbpsに対応しており、対応するLANケーブルやパソコン等の機器を使えば、高速でインターネットを利用できます。
なお、auひかりの各種プランにおける最大速度はあくまで最大の数値であり、絶対に出るとは限りません。
たとえば、最大1Gbpsで契約しても、実測は100Mbps程度にしかならない場合もあります。
Wi-Fi接続か有線接続のどちらを使うかによっても変わってくるでしょう。
ご自宅のインターネットの速度が思うように出ないときは、後述のauひかりのWi-Fiで速度を改善する方法もチェックしてみてください。
注意!マンションではプランごとに最大速度が異なる

集合住宅向けの「auひかり マンション」は、契約するマンションが対応しているプランによって最大速度が変動するのが特徴です。
集合住宅向けに展開されているauひかりの6種類のプランと、それぞれが対応する下り・上りの最大速度をまとめてみました。
料金プラン | 最大速度 |
---|---|
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上り:30~35Mbps 下り:70~100Mbps |
|
上り:100Mbps 下り:100Mbps |
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上り:166Mbps 下り:667Mbps |
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上り:1Gbps 下り:1Gbps |
契約しているプランで設定されている最大速度以上は出せないため、もしタイプVで契約した場合は、マンションギガのような1Gbps回線は利用できません。
集合住宅向けのauひかりで最大1Gbps回線を使いたいのであれば、マンションギガかマンションミニギガのどちらかに対応する建物でauひかりを契約しましょう。
auひかりのマンションプランについては、別記事auひかりをマンションで申し込む際のポイントで解説しています。
一部地域では戸建住宅向けに最大5Gbpsや10Gbpsプランも利用可能

戸建住宅向けのauひかり ホームには、最大5Gbps対応のプランや最大10Gbps対応のプランもあります。
5Gbps以上のプランに対応しているのは、以下の都道府県のさらに一部のエリアです。
■auひかり5G/10Gプランの提供エリア
- 東京都
- 神奈川県
- 埼玉県
- 千葉県
最大5Gbps・10Gbpsのプランであれば、対応するパソコン等を使って有線接続をした際に1Gbpsプランよりさらに高速でデインターネットを楽しめます。
提供エリアに住んでいる方は、必要に応じて5Gbpsや10Gbpsのプランも検討してみてください。

auひかりのホームゲートウェイはWi-Fi機能搭載!

auひかりの開通時に設置するホームゲートウェイには、Wi-Fi機能が搭載されています。
そのため、戸建て・マンションプランともに、月額550円のWi-Fiオプションを契約すれば、別途Wi-Fiルーターの購入をせずとも無線接続が可能です。
auひかりを戸建住宅で契約すると「BL1000HW」、集合住宅でマンションギガやマンションミニギガを申し込めば「BL900HW」というホームゲートウェイが設置されます。
ちなみに、既にauひかりを契約中で他のホームゲートウェイが設置されている場合は、対応する外付けの無線LANルーターや内蔵のWi-Fi機能を月額440〜550円で利用できます。
故障?auひかりのホームゲートウェイやONUのランプ点滅・消灯の原因
自前のルーターでのWi-Fi接続もOK!
auひかりでWi-Fiを利用したい場合、ホームゲートウェイのオプションを無理に契約する必要はありません。
なぜならホームゲートウェイに市販の無線ルーターを接続すれば、用意したルーター側でWi-Fi接続が使えるからです。
auスマートバリューを適用している方はオプション料金が無料ですが、適用していない場合に発生する月額550円が大きいと感じる方もいるでしょう。
また、Wi-Fi速度の仕様に、不満を感じている方もいるかもしれません。
auひかりでWi-Fi接続を活用したい場合は、必要に応じて自分で用意したルーターを使ってWi-Fi接続ができることを覚えておきましょう。
詳しくは1Gbpsの最適無線LANルーターを選ぶポイントも参考にしてください。
auひかりのWi-Fiオプション機能を使うメリットは?

auひかりのホームゲートウェイでWi-Fiオプションを利用するメリットは、主に2点です。
設置する機器が増えないので配線がシンプルになる
ホームゲートウェイ内蔵のWi-Fi機能を利用すれば、別途無線ルーターを設置する必要がないため、配線がごちゃごちゃにならずに済みます。
結果としてコンセントに接続する機器はホームゲートウェイのみ、ホームゲートウェイと無線ルーターを接続するLANケーブルや、無線ルーターそのものの設置場所の確保も不要です。
配線をすっきりと最低限に抑えつつWi-Fi機能が使えるのは、ホームゲートウェイのWi-Fi機能を使う大きなメリットと言えるでしょう。
auスマートバリュー利用者はWi-Fi機能が永年無料
ホームゲートウェイのWi-Fi機能を利用すると、通常月額550円がかかりますが、auのセット割であるauスマートバリューを適用している場合、オプション料金が無料になります。
auスマートバリューの適用条件は、以下2点です。
■auスマートバリューの適用条件
- auひかりをネット+電話で契約
- auのスマートフォンやタブレット、携帯電話で指定のデータ定額サービスに加入している
auスマートバリューの利用者なら、通常550円かかる利用料金を支払うことなく、無料で無線ルーター機能を使えるため、オプションにかかる費用を節約できるのも嬉しいメリットです。
auひかりのWi-Fiオプション機能を使うデメリット

ホームゲートウェイのWi-Fiオプション機能を使う際に、注意したいデメリットが3つあります。
オプションに申し込むまえに、それぞれの内容をきちんと確認しておきましょう。
BL900HWはWi-Fi接続の最大速度が遅い!
マンションギガやマンションミニギガを契約している人向けに提供されるホームゲートウェイの「BL900HW」は、Wi-Fi接続時の下り最大速度が450Mbpsです。
マンションギガ・マンションミニギガ共に最大1Gbps対応のプランですが、ホームゲートウェイのWi-Fi機能を使う場合、最大速度が半分以下に制限されてしまいます。
なお、auひかりホームで提供されるBL1000HWなら、下り最大2.4Gbpsで通信できるので、最大1Gbpsでの通信にしっかり対応しています。
BL1000HW利用時、5Gbps以上のプランではWi-Fiで最大速度を出せない
BL1000HWのWi-Fi接続における下り最大速度は2.4Gbpsなので、5Gbpsや10Gbpsのプランを契約する場合はホームゲートウェイのWi-Fi機能が最大速度に対応していません。
そもそも2018年現在市販されている無線ルーターは、最大5Gbpsや10Gbpsに対応していません。
つまり他のルーターを自分で用意しても、5Gbps以上のプランではWi-Fi接続で速度が出せないのです。
auひかりを5Gbps以上のプランで契約し、速度を最大限に発揮させたい場合は、対応するパソコン等と有線LANで接続しましょう。
通信は、基本的に有線LAN接続のほうが安定する
Wi-Fiによる無線接続は、LANケーブルを用いた有線接続に比べると安定していません。
たとえば、電子レンジなど電波が干渉する機器を使っていると、接続が不安定になるケースも起こりえます。
安定した高速通信を行いたい場合は、Wi-Fiでなく有線接続を活用しましょう。
auひかりのWi-Fiで速度を改善する方法

最後に、auひかりをWi-Fiで利用していて速度に不満を持っている方のために、速度を改善する方法を3つ紹介します。
絶対に速度が速くなるとは限りませんが、それぞれの対処法を実行すれば改善できる可能性は十分にあります。速度に不満がある方は、試してみてください。
インターネットを使う時間帯を変更する

同時にauひかりを利用している人が多いと回線が混み合い、速度が遅くなってしまいます。
たとえば、土日・祝日や平日の夜の時間帯などは、インターネットの利用者が増えやすいです。
そんなとき、今まで夜8時からインターネットを利用していた人は7時にするなど、可能な限りで使う時間帯を変更してみましょう。
時間帯が変われば、同時にインターネットを使っている人数が減り、速度が速くなる可能性があります。
LANケーブルなどの仕様を確認し、必要に応じて買い換える

auひかりを有線でパソコンと接続して使っていたり、自前の無線ルーターで使っているのであれば、接続しているLANケーブルを見直してみてください。
LANケーブルにはたくさんの規格があります。
もし使っているLANケーブルが古い規格のものだと、auひかりの最大1Gbpsや10Gbpsに対応しておらず、十分に速度を活かせません。
例えば「CAT5」のLANケーブルは最大100Mbpsに対応しているので、auひかりを1Gbpsで契約していても100Mbps以上の速度を出せないのです。
CAT5eやCAT6のLANケーブルを用意すれば最大1Gbps、CAT7なら10Gbpsに対応します。
契約しているプランの速度を最大限に発揮できるLANケーブルを用意しましょう。
ケーブルの選び方については、別記事LANケーブルのカテゴリの種類や違いと選び方をご覧ください。
また、インターネットを使っているパソコンやスマートフォン、ゲーム機などにもそれぞれ対応する最大速度が設定されており、それ以上の速度は出せません。
auひかりの最大速度を発揮するためには、各種機器のスペックをチェックし、必要に応じて接続機器を買い替えるのをおすすめします。
対応する機器は5GHz接続で使う

auひかりのホームゲートウェイや市販の無線ルーターにおけるWi-Fi機能で使われる電波には「2.4GHz帯」と「5GHz帯」があり、それぞれWi-Fiの接続先(SSID)が分かれています。
「2.4GHz帯」は、宅内にある冷蔵庫や電子レンジといった電化製品から出ている微弱な電波の影響を受けやすく、通信速度が低下する原因になりがちです。
一方、「5GHz帯」は「2.4GHz帯」に比べて家電などからの電波干渉を受けづらく、安定した速度でWi-Fiを利用出来ます。
手持ちのスマートフォンなどが5GHz帯でのWi-Fi接続に対応している場合は、5GHz帯接続用のSSIDを利用してみると、接続状況が改善できるかもしれません。
Wi-Fiの中継器を利用する
Wi-Fiの中継器を使ってネット環境を整えるのも、試してほしい方法のひとつです。
中継器とは、ONUや無線LANルーターから飛ばされている電波をキャッチし、パソコンなどの接続機器へ電波を中継してくれる機器を指します。
とくに、広めの部屋や2階建て以上の建物に住んでいる方であれば、より電波が飛びやすくなるため、改善の可能性があるでしょう。
auひかりでは、ONUのWi-Fiオプションと別に、月額500円で中継機のレンタルを行っています。
レンタルされるWG1900HP-KCは、5GHzと2.4GHzの両方の電波帯に対応しており、OSに依存することなく利用できるのが特徴です。
機種名 |
![]() WG1900HP-KC |
---|---|
月額料金 | 550円/月 ※用途に合わせて台数選択可能 |
対応規格 |
|
もしご自宅でインターネットが繋がりにくいという方は、一度試してみても良いでしょう。
また、家電量販店などで販売されているものをご自身で購入するのもおすすめです。
安ければ2,000円台のものもあるため、メーカーや機種などにこだわりがない方であれば、購入したほうが安くなるかもしれません。
どうしても改善しないなら乗り換えも検討を

ここまで紹介した方法で速度が改善しないのであれば、別の回線への乗り換えも検討したほうが良いかもしれません。
乗り換えの際は、最大2Gbpsの回線速度を持つNURO光がおすすめです。
NURO光
は、auひかりが最大1Gbpsの回線であるのに対し、NURO光は最大2Gbpsであるため、これまでよりも速度が上がりやすくなります。
また、auひかりと同じく独自の接続設備を持っているため、フレッツ光と光コラボのように他の事業者と光ファイバーを共有しておらず、速度が出やすいです。
月額料金も5,200円と、平均よりも若干お得なため、速度と料金の両方を欲張りたい方にもおすすめでしょう。
NURO光を申し込むときは、45,000円のキャッシュバックが受け取れる So-net特設ページ
からの申し込みがもっともお得です。
So-net特設ページのキャンペーンは、別途有料オプションの申し込み等も必要なく、提供元に直接申し込めます。
そのため、ネット回線に慣れていない方でも申し込みやすい窓口です。
詳しくはNURO光の公式キャンペーンを全種比較で解説しています。
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【厳選】NURO光キャンペーン比較!無条件で高額キャッシュバックがもらえる窓口まとめ
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